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  1. 長崎市議会 2020-06-09
    2020-06-09 長崎市:令和2年教育厚生委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時7分= ◯山崎 猛委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから教育厚生委員会を開会いたします。  本日は、12時30分から核兵器廃絶議員連盟の役員会が開催されますので、審査途中でありましても、正午には休憩に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、第82号議案及 び第88号議案の審査に出席予定の理事者が他の委 員会に出席しているため、第85号議案、第91号議 案及び第99号議案から第101号議案までの審査を 繰り上げることに決定した。〕 2 ◯山崎 猛委員長 それでは、議案審査に入ります。  第85号議案「長崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 ◯藤田こども部長 議案の説明の前に、こども部の課長級以上の職員のうち、これまで紹介をしておりませんでした職員の紹介をさせていただきます。         〔職員紹介〕 4 ◯藤田こども部長 それでは、第85号議案「長崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」についてご説明させていただきます。  議案書は3ページをお願いいたします。個人番号の利用につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法におきまして定められている事務と各自治体が条例で定めることにより個人番号を利用することができる独自利用事務があります。今回の条例改正につきましては、個人情報保護委員会におきまして、個人番号を利用した他都市との情報連携の対象となる独自利用事務の事例が変更されたことなどから、今回独自利用事務として個人番号を利用する事務及び当該事務を処理するために利用できる特定個人情報について条例に追加することで、市民が行政手続の際に添付する書類を省略できるようになることから、市民の負担軽減及び事務の迅速化を図るため、条例の一部を改正するものでございます。  詳細につきましては、こども部提出委員会資料に基づきまして、こども健康課長から説明させていただきます。 5 ◯高橋こども健康課長 第85号議案「長崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」についてこども部提出委員会資料に基づきご説明いたします。
     資料1ページをごらんください。1.改正する条例名でございますが、長崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例でございます。次に、2.改正理由でございますが、給付や補助の申請を行う際に必要な添付書類を、個人番号を利用することにより他都市との情報連携を可能にすることで省略し、市民の負担軽減及び事務の迅速化を図るものでございます。  改正理由の詳細をご説明する前に、個人番号を利用した情報連携のイメージについてご説明いたしますので、資料2ページをごらんください。資料2ページの中ほどにあります情報連携のイメージ図をごらんください。申請者がB町からA市に転入している例を示しております。従来であれば、申請する際に申請書とあわせ住民税の証明書などの添付書類が必要な場合、申請者は前居住地であるB町から証明書を取得し、現居住地のA市へ提出しなければなりませんが、対象事務個人番号独自利用事務とすることで、B町とA市の間で情報連携ネットワークシステムを利用して、税情報等を直接やりとりすることになり、申請者は添付書類を省略できるようになり、申請者の負担が軽減されるとともに、事務の迅速化が図られるものです。  恐れ入ります、1ページにお戻りください。2.改正理由の(1)小児慢性特定疾病児童等日常生活用具の給付に関する事務についてですが、これまでも情報連携の対象となる独自利用事務の事例に定められておりましたが、給付を受ける際に扶養義務者が負担する額の主な算定基準である所得税に関する情報は利用できる特定個人情報ではなかったことから、個人番号を利用した情報連携は行っておりませんでした。しかしながら、国の要綱が改正され、算定基準市町村民税所得割額となったことにより、情報連携が可能となるため、個人番号の利用を開始するものです。次に、(2)幼稚園の利用料その他の保護者から徴収する費用の補助または減免に関する事務について、長崎市では、保護者の経済的負担の軽減を図るため、幼稚園に通う児童に係る副食費、いわゆるおかず代について、国が定める副食費の免除基準よりも免除の範囲を広げております。この国の免除基準を超える市独自の部分につきましては、これまで個人番号の利用による情報連携ができませんでしたが、令和2年2月28日付で国の個人情報保護委員会による通知が発出され、情報連携の対象となる独自利用事務に追加されたため、個人番号の利用を開始するものです。また、利用料の減免については、これまでも情報連携の対象となる独自利用事務の事例に定められていたものの、対象者が少なく、個人番号を利用していませんでしたが、あわせて個人番号の利用を開始するものです。次に、(3)保育所等または幼保連携型認定こども園の利用料その他の保護者から徴収する費用の補助または減免に関する事務につきましても、先ほどの幼稚園の場合と同様に、国の通知に基づき個人番号の利用を開始するものです。(4)子ども・子育て支援法による地域子ども子育て支援事業の実施に関する事務は、具体的には、子ども・子育て支援新制度に移行していない私立幼稚園に通う児童の副食費の補助事業であり、これまでも独自利用事務の事例に定められていたものの、補助対象者が少なかったため、個人番号を利用しておりませんでしたが、上記(1)から(3)の事務とあわせて利用を開始するものです。  2ページをお開きください。3.改正案の内容でございますが、ただいま説明しました事務につきまして、個人番号を利用する事務として、本条例に追加するものでございます。4.施行期日は、令和3年3月1日でございます。これは、個人情報保護委員会情報連携に係る承認が令和3年2月中の予定であり、確実に情報連携が可能となるのが令和3年3月以降であるためでございます。  なお、資料3ページ以降は、条例の新旧対照表を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 6 ◯山崎 猛委員長 これより質疑に入ります。 7 ◯大石史生委員 この間、私はずっとマイナンバー法には一定反対をしてきたんですけれども、今回の改正の理由で確認しておきたい点があるので教えていただきたいんですが、まず、所得税等の情報が共有できなかったのが一定共有できるようになったということで、その市民の負担の軽減と事務負担の軽減というのは納得できるものだなと思うんですけれども、どこまでの情報が入手可能になるのかというのがわからないんです。そこを教えていただけますか。 8 ◯町田幼児課長 資料の4ページを見ていただいてよろしいでしょうか。右側のほうに、特定個人情報という分が書いてありますけれども、今回改正する分につきまして、副食費の免除等につきまして、いわゆる所得の確認をいたしますけれども、その件につきまして、特定個人のところに「地方税関係情報又は福祉関係情報であって市長が別に定めるもの」というようなことで、特定個人情報についても一応限定をさせていただいております。  以上です。 9 ◯高橋こども健康課長 補足をさせていただきます。  地方税関係情報福祉関係情報が見られるようになることになりますけれども、その地方税の中でも、私たち今まで非課税だったという部分はございますが、それに加えまして所得割額が必要となりますので、ここの額で日常生活支援事業扶養義務者が負担する額の算定基準ということになりますので、そこが見られるということで、今回、条例のほうに位置づけをさせていただきまして、情報連携させていただきたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯大石史生委員 今回に関して言えば、基本的に所得を知りたいための目的ということで、事務負担とかそういう部分が軽減されると。あと保護者の負担も軽減されるということで、もう反対とか、そういうことはできないなと私は感じているんですが、最後に1つだけ教えてほしいのが、答えられなかったら後で資料でもいいんですが、そもそも個人情報は、今みんなに番号がついていますけれども、何の情報がどんどん蓄積されていっているのか、例えば個人情報全部下さいよってなれば、どれだけの情報が得られるのかなというのが、まだ見えてこないんで、そこをもし答えられれば教えていただきたいなと思います。 11 ◯藤田こども部長 先ほども国のほうのマイナンバー法の中におきましても、見られる情報というのは定められておりまして、例えば福祉情報とか、市町村民税に関する情報というのが、それぞれしっかりこの事務に関しては、この情報しか見られませんよと、提供できる情報はこれだけですよというような形になっておりますので、見られる情報は、その必要な事務に関してちゃんと法で定められているところですので、それ以外の情報についてを全部見られるというわけではないということになっております。  以上ございます。 12 ◯大石史生委員 今、部長が答弁されていたことは、一定わかっているんですが、そもそもそのマイナンバー個人番号の中というか、私たちにも番号がついているんですけれども、その中にどういう情報が入っているのかなというのを知りたくて、なければ資料でもよろしいんですが。 13 ◯山崎 猛委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時21分=           =再開 午前10時22分= 14 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開します。 15 ◯藤田こども部長 マイナンバー法に伴う情報の部分につきましては、担当所管のほうから、後ほど資料を提供していただくように依頼させていただきます。  以上でございます。 16 ◯武次良治委員 1点お尋ねします。3ページの新旧対照表、条例の改正案を見てみれば、それぞれ14号から17号まであるんですが、全てその最後に、事務であって市長が別に定めるものというようなことで規定されているわけですけれども、その別に定めるというこの方法、手法といいますか、法形式といいますか、どういうような定め方になるのか、その点について教えてください。やはり結構シビアな問題が絡んできますので、この辺をはっきり皆さんにわかるような形で、明らかにすべきかなという気がするもんですから、その定め方について教えてください。 17 ◯高橋こども健康課長 今回は、条例の承認をいただきました後に、この条例の施行規則という形で、情報連携をする情報について、意思決定をしていく予定になっております。  以上でございます。 18 ◯武次良治委員 施行規則で定めるということで、安堵したんですけれども、長崎市の場合、全て市長が定めるということで、伺い定めであったりとか、いろんな形をとっているわけなんですよね。だから、このままではもう長崎市の場合、白紙委任じゃないかというようなことで、私いろんな委員会の中でも申し上げておるんですが、ちゃんと規則で定めるということでありますので、安心しました。よろしくお願いします。 19 ◯林 広文委員 この部分については、特に私、異論はないんですけれども、このパターンで言うと、市内に他の市町村から転居してきた人の場合は、こういう形でできますよという形だと思いますけれども、通常、市内の方が申請をするときには、もう既にこのような形に、マイナンバーになっているという形で理解していいのかというのが1点です。  それと、申請です。申請者が申請するんですけど、マイナンバーで私も今回特別定額給付金なんかでオンライン申請してみたんですけど、暗証番号とか、いろんな手続をして、何回もやり直したりしたんですけれども、申請するときには、そういうマイナンバーのいろんな複雑な手続というか、暗証番号が必要なのかどうか。申請者によっては申請しようと思っても、すみません、暗証番号を忘れていましたとか、もう失効していましたとかという形でできないパターンもあると思うんですけれども、そういうところは必要ないのか。本人がマイナンバーで連携してくださいと申し出れば、それで済むことなのかどうかですね。そこをまず教えてください。  それと、もう1点。想定件数です。見た限り実際件数的にはそんなにたくさんあるのかなという感じがするんですけれども、どのくらいの人が、こういうパターンを想定しているのか。その3つを教えてください。 20 ◯高橋こども健康課長 まず、第1点目の情報連携につきましては、国の個人情報保護委員会に提出して、情報連携システムを使うということで、市外の方との情報連携、市外から来られた方々、転出入、市外への照会等が可能ということになります。条例に位置づけることで、庁内の連携は可能になると認識しております。  それとマイナンバーの確認なんですけれども、認識を間違ったら申しわけありませんけれども、私たちは申請を受けるときに、マイナンバーカードの12桁の番号をいただくことで、情報連携をさせていただきたいと考えております。  それと申請件数の想定でございますが、(1)の小児慢性特定疾病児童等に関する日常生活支援事業につきましては、例年10件程度が申請の件数になっております。そこからさらに転入等、情報連携ネットワークを使う件数としては、余りないのではないかと認識しております。ただし、そういった場合があったときには、やはり転入先の住所から住民票等の通知をとるといった負担の軽減を図られますので、進めていきたいと考えております。  以上でございます。 21 ◯藤田こども部長 答弁に補足をさせていただきたいと思います。  まず1点目の市内居住者、要するに長崎市に住民票を持っていらっしゃる方につきましての情報というのは、長崎市が持っておりますので、これは情報連携という形ではなく、庁内連携という形で、通常の形で利用をさせていただいております。  それと先ほど申しました、申請の際というか、その届け出をした際に、その情報が必要になれば、情報連携の承諾を得た形で、長崎市のほうが情報を引っ張りにいきますので、申請者の方が何かの手続をするわけではございませんので、そこの部分については行政のほうでとり行うこととなっております。  以上でございます。 22 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第85号議案「長崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 23 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時29分=           =再開 午前10時29分= 24 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第91号議案「長崎市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 25 ◯藤田こども部長 まず、議案の説明に入ります前に、本議案につきましては、昨年の令和元年6月市議会定例会において、国の府令の改正に基づき本条例の改正を行った際に、条文におきまして引用している府令の題名等についても、本来ならばあわせて改正を行う必要があったにもかかわらず、こども部として確認が不足したことにより、本条例の改正を行っておりませんでした。また、その後も2回府令が改正され、本条例の改正を行いましたが、確認不足により気づかなかったため、今回改正をお願いするものでございます。今回、委員の皆様方に改めてご審議をお願いいたしますことになり、深くおわび申し上げます。今後このようなことがないよう、こども部だけでなく、関係部局としっかり連携しながら、確認を徹底してまいります。大変申しわけございませんでした。なお、今回の改正漏れによる条例の適用についての影響につきましては、今までこれはないということをご報告させていただきます。  それでは、第91号議案「長崎市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」につきましてご説明させていただきます。  議案書の49ページのほうをお願いいたします。今回の条例改正につきましては、先ほど申し上げましたとおり、昨年改正された国の特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正について、今回、関係条文の整理をするため、条例の一部を改正するものでございます。  詳細につきましては、こども部提出委員会資料に基づき幼児課長から説明させていただきます。 26 ◯町田幼児課長 それでは、資料の1ページをごらんください。1.改正する条例名は、長崎市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例でございます。次に、2.改正理由は、令和元年5月31日に特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令が公布されたことに伴い、令和元年6月市議会定例会において、条例で定めるべき基準等について改正を行いました。この内閣府令の改正におきましては、府令の題名も改正されており、条例の条文中で府令の題名を引用していたにもかかわらず、確認が不足し、その条文等を改正していなかったため、条例の一部を改正するものでございます。次に、3.改正案の内容は、(1)の表に記載のとおり、引用している府令の題名を特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準から、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て施設等の運営に関する基準に改正するものでございます。所要の整備につきましては、(2)の表に記載のとおり、引用している項番号を改正するものでございます。4の施行期日は公布の日でございます。なお、次の5に今回の経過を記載し、資料の2ページ以降に条例の新旧対照表を記載しておりますのでご参照ください。  今回の条例改正につきましては、大変申しわけございませんでした。  説明は以上でございます。 27 ◯山崎 猛委員長 これより質疑に入ります。 28 ◯林 広文委員 今、子育て関係はずっと制度の改正とか、法改正がずっと続いていましたので、いろんな部分というのが錯綜しているんではないかなと思うんですけれども、通常こういう条例改正とかいう形になると、当然、総務部総務課の法制係のほうに調整というか、内容を確認してもらうような形になると思うんですけれども、当然こども部でまず原案をつくって、総務部総務課のほうに回して、こういう改正ですと、いろんなそういう新旧対照表を確認とかいう形があると思うんですけれども、そういう手続というのはとられていたんですかね。 29 ◯町田幼児課長 手続としては今、林委員が指摘されたような手続をとっておりましたけれども、その中でもどうしても見落としがあったということで、大変申しわけございません。 30 ◯林 広文委員 当然こども部の中で見る形も、厳重にやってほしいんですけれども、庁内の中でそういう法規を、こういう条文の改正というのを専門にやっている部署もあるので、連携をしながら、二重チェックとかいうのをぜひやっていただいて、とりあえず子育て関係のやつは、今落ち着きつつありますけれども、また新型コロナウイルス関係とか、いろんな形で今後もあると思いますので、ぜひそういったダブルチェックというのは今後お願いしたいと思います。  以上です。 31 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第91号議案「長崎市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 32 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時35分=           =再開 午前10時36分= 33 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第99号議案「財産の取得について」から第101号議案「財産の取得について」までの以上3件を一括議題といたします。  理事者の一括説明を求めます。 34 ◯前田教育総務部長 議案の説明に入ります前に、本日出席しております課長級以上の職員のうち、まだ紹介していない職員を紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 35 ◯前田教育総務部長 それでは、第99号議案から第101号議案までにつきましては、いずれも財産の取得議案となりますので、一括してご説明させていただきます。  議案書は83ページから88ページでございます。第99号議案はX線CTシステム、第100号議案は標本レプリカ及び第101号議案はティラノサウルス型恐竜ロボットの取得でございます。これらにつきましては、いずれも予定価格が2,000万円以上であるため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定によりまして、議会の議決を要するため審査をお願いするものでございます。  詳細につきましては、提出させていただいております委員会資料に基づきまして、恐竜博物館準備室長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 36 ◯岡本恐竜博物館準備室長 それでは、第99号議案、X線CTシステムの取得について、委員会資料に基づきご説明いたします。  委員会資料の1ページをごらんください。1.財産の取得理由でございますが、X線CTシステムについて、長崎半島において発見された化石を中心に、調査・解析などの研究を行うため購入するものでございます。2.X線CTシステムの概要でございますが、本体となる(1)高分解能マイクロフォーカスCTスキャナと(2)デスクトップ型パソコン及び周辺機器を合わせて1つの製品となります。中央右側の写真のように、恐竜博物館内のX線機器室に設置する予定としております。3.活用方法でございますが、(1)調査・研究では、ア.クリーニング活動の効率アップとして(ア)、(イ)に記載のとおり、岩石を割ることなく内部の化石の確認ができることで、作業効率が格段に向上するものと考えております。  2ページをごらんください。イ.化石内部構造の解析として、(ア)に記載のとおり、例えば、脳の形などの復元も可能となり、研究例に記載したような、さまざまな研究にも寄与することが期待できるものと考えております。中央のCTスキャナによる画像解析例をごらんください。これは、ほぼ実物大の大きさで、左のAの岩石ですが、中央BのとおりX線CTスキャナで内部を透視すると、中に小さな動物の骨格化石を見ることができます。この画像の解析例は、福井県立恐竜博物館における研究事例ですが、その後の研究で、日本初の恐竜時代の哺乳類の骨格化石であったという発見につながった事例でございます。(2)教育普及活動では、ア.X線CT画像及び映像を活用した展示解説として、例えば、簡単な操作で立体的な画像を自由に動かしながら見ることができますので、来館者の学習意欲を高めることが期待できること、イ.3次元データによるレプリカの作製として、CTスキャナのデータから3Dプリンターなどで化石などのレプリカが簡単に作製できるようにもなります。  3ページをごらんください。レプリカ作製例としまして、例えばこの写真のように、恐竜の歯を3Dプリンターで複製することが可能となり、活用例に記載したような、博物館内の展示はもちろん、ワークショップなどの体験学習にも活用できるものと考えております。4.契約について及び5.入札等結果でございますが、記載のとおり、株式会社橋本商会と仮契約を締結しており、納入期限は令和3年3月15日、仮契約金額は米印3に記載しております6,152万1,900円でございます。  X線CTシステムの取得についての説明は以上でございます。  次に、第100号議案、標本レプリカの取得についてご説明いたします。  委員会資料の1ページをごらんください。1.財産の取得理由でございますが、標本レプリカについて、恐竜博物館に展示するため購入するものでございます。2.標本レプリカの概要でございますが、全体として35点、内訳は恐竜などの全身骨格や部分骨格などの体化石が33点、恐竜とは違う古代生物の痕跡が残された生痕化石が2点となります。なお、2ページから7ページまでに、今回取得する標本レプリカの概要を記載しておりますので、後ほどご参照ください。3.活用方法でございますが、貴重な自然史資料として博物館に展示または保管し、あわせて調査・研究資料としても活用するとともに、出前教室などの公開活用を図ることで、教育・文化の振興にも寄与することができるものと考えております。4.契約について及び5.入札等結果でございますが、記載のとおり、株式会社パレオサイエンスと仮契約を締結しており、納入期限は令和3年3月15日、仮契約金額は米印3に記載しております5,713万4,000円でございます。  標本レプリカの取得についての説明は以上でございます。  最後に、第101号議案、ティラノサウルス型恐竜ロボットの取得についてご説明いたします。  委員会資料の1ページをごらんください。1.財産の取得理由でございますが、恐竜ロボットを恐竜博物館に展示するため購入するものでございます。2.恐竜ロボットの概要でございますが、(1)寸法は、記載のとおりです。(2)機能としては、空圧制御によりリアルな動きが表現できるだけではなく、恐竜の鳴き声が再現できる機能もついています。(3)可動部分については、アからコに記載のとおりで、生きているティラノサウルスの様子を想像できるような動きを再現する仕様となっております。(4)その他として、長崎市独自の仕様としまして、外皮の質感を最新の学説に基づいて羽毛やうろこなどを再現することとしております。3.活用方法でございますが、来館者が視覚と聴覚を使い恐竜の大きさや迫力を直感的にイメージすることができるよう考えており、設置場所は常設展示室2階の体験コーナーを予定しております。  2ページをごらんください。4.契約について及び5.入札等結果でございますが、記載のとおり、株式会社ココロと仮契約を締結しており、納入期限は令和3年3月15日、仮契約金額は米印3に記載しております2,970万円でございます。  恐竜ロボットの取得についての説明は以上でございます。  3ページをごらんください。参考として、恐竜博物館に関するスケジュールを添付しております。1.(仮称)長崎恐竜博物館建設に関する主な進捗状況でございますが、5月末時点で、建築工事につきましては、くい工事と一部基礎工事が行われているところでございます。また、展示施工については、展示室のレイアウト構成及び施工図等の作成に取りかかっているところでございます。2.議会審査及び指定管理に関する今後のスケジュールでございますが、令和3年10月の供用開始に向け、恐竜博物館の設置条例及び指定管理者候補者選定審査会予算に関する議案につきましては、令和2年9月議会でのご審議をお願いし、指定管理者の指定及び債務負担行為の設定に関する議案については、令和3年2月議会でのご審議をお願いしたいと考えております。その後、令和3年6月に指定管理者と協定書を交わした後、7月から供用開始までの準備・周知を含め指定管理業務を開始し、10月からの供用開始に向けて取り組んでいく予定としております。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 37 ◯山崎 猛委員長 これより一括質疑に入ります。
    38 ◯武次良治委員 今、3件議題とされましたけれども、一般競争入札に付した割には、競争性が担保されなかったのかなということ、ちょっと残念な気がいたしておりますけれども、業務内容が業務内容ですので、ある意味いたし方ないのかなということで、それは了としたいと思うんですが、契約そのものとは直接は関係ないんですが、前回の審査のときに、恐竜のオブジェ等を道中に設置したらどうかということを、私だけでなくて複数の委員の方が申し上げておりました。そのことについての検討状況を、初めてこういう費用というのもはっきりわかりましたし、今後に向けてどういう方向で考えているのか、その点についてお聞かせください。 39 ◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいまの武次委員のご質問ですけれども、前回、オブジェ等の設置、予算審議のときに、それから看板等についての予算審議をした際に、もっとわくわく感を出すような形の物を考えてほしいということでのご要望がございました。恐竜オブジェにつきましては、博物館前の広場に、ティラノサウルス型のオブジェを設置する予定でございますけれども、国道沿いに道案内としまして、博物館をPRする目的で、博物館に向かう国道沿いにオブジェ等の設置を検討しております。今のところ、設置の検討の予定の場所としましては、例えばですけれども、南総合事務所の前であるとか、岳路の運動公園の前であるとか、あと野母崎のほうでは、以下宿のバス停付近であるとかいうところの現地を確認して、設置場所の広さ、土地の所有者の確認、それから駐車スペースがあるかとか、設置場所が安全であるかなどの現地確認を行っているところでございます。  以上です。 40 ◯武次良治委員 検討はしていただいておるようでございますので、よろしくお願いをしておきたいなと思いますが、ただ、長崎駅のほうは考えていないんですか。新しい駅のどこか構内に、福井駅みたいなイメージで、あんな巨大なのまでは予算的にもどうかなと思うんですが、そういうまず、観光客とか他県から来た人に対して、長崎にはこんなのがあるんだと思わせるようなことでも、やはりかなりアピールできるかと思うんですよ。そういうことで、駅のほうも検討していただければなと思うんですが、いかがですか。 41 ◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいまの武次委員のご質問なんですけれども、確かに長崎駅の前に、もしそういう恐竜のオブジェ等が設置されることになると、非常にPR効果は高いものと考えております。現在、それが可能かどうかということで、関係部署との調整等を行っているところでございますけれども、まず先に、駅が今、建設中でございまして、駅の中に恐竜博物館のPRのためのポスターを掲示させていただいております。また、駅の裏にありますMICEの建設場所の白い仮囲いのところに、現在、大きな恐竜博物館オープンに向けてのPRのポスターを張っていこうということで、それも調整をしているところでございます。  以上でございます。 42 ◯武次良治委員 私たちが言った分については、おおむね検討していただいているようでございます。これ議案とは外れてしまって申しわけないんですが、やはり駅も新しくなりますし、こういった恐竜、あるいはほかのおくんちに関する資料であるとか、以前ペーロン船を飾っていましたよね。あれでもやはり駅をおりたお客さんたちは、これ何やろうかという感じで興味を持ちながら見ていた印象を私は非常に持っているんですよ。ですから、長崎を代表するような部分については、駅のほうにあれば、もっと観光にも資するんじゃないのかなとも思いますので前向きにご検討いただければと思います。よろしくお願いしておきます。 43 ◯梅原和喜委員 第99号議案、第100号議案、第101号議案、それぞれ一括説明していただきました。1個ずつ質問をさせていただきたいと思います。  まず、第99号議案のX線CTシステムが5,500万円で落札しているということで、これは見積もり仕様書を出して、契約検査課も絡んでいるんでしょうけれども、辞退とか落札できなかった。その金額にばらつきがあるんですね。例えば、テクノ・スズタが9,800万円。4,000万円から倍近くの開きがあるというのは、同じ見積もり仕様書見て、これは買い物ですから、ただの買い物にこの差があるというのは、見積もり仕様書が満足いく見積もり仕様だったのかなという気がするんですけれども、そのあたりはどういった見解をお持ちですか。 44 ◯岡本恐竜博物館準備室長 今、梅原委員からご指摘のとおり、実際に落札価格に大きな差が出ております。ただし、一般的にX線CTを国内で導入している国立科学博物館とか、福井県立恐竜博物館等への聞き取り調査を行って、仕様書をきちんと固めております。実はこの製品が性質上、大量生産されている製品ではないということと、あともう1つ、製造過程において、各メーカーで製品の部品とか、仕入れ先の製造工程などが異なるということ、そういうことから、入札という性質から、各企業それぞれの方針で入札金額が決定されて、入札されたということになっておりまして、入札に参加したほかの事業所と比較しても、低い落札金額であったからといって、機器の性能が劣るものではないとは考えております。  以上でございます。 45 ◯梅原和喜委員 落札したところが橋本商会ということで、これは貿易会社も含めてそんな営業をされているんでしょうけど、このX線CTシステムはどこの製品、メーカーだけ教えていただけます。 46 ◯岡本恐竜博物館準備室長 今回、橋本商会のほうから提案がありましたのは東芝製のX線CTシステムでございます。  以上です。 47 ◯梅原和喜委員 先ほどの説明の中で、この2ページにあるように、この実物大の写真も出ているんですけれども、例えばこれは素人考えですけれども、病院とかに行くと、いろんなレントゲンとか撮るじゃないですか。ああいったやつのX線を使って、一応これ見るということなんですね。 48 ◯岡本恐竜博物館準備室長 今、梅原委員がご質問された、まさにそのとおり、X線CTシステムは医療用としても使われているものでございますけれども、こういった化石等を見る場合においては、非常に高い出力を要するものでございまして、一般的には産業用のX線CTスキャナというふうな位置づけになっております。  以上でございます。 49 ◯梅原和喜委員 医療用とは違うんだよという説明でした。この活用は、確かに大きな効果があると思うんですけれども、今のところ1台5,500万円で購入するんですけれども、例えば1年間でどれくらいの原石をするとかいう計画とかございますか。この2ページにあるように、化石の入った岩石を見ることによって、もうここに恐竜が入っていますよっていう画像なんですけれども、今回恐竜博物館が開館しますね。そのとき、このX線CTシステムがどういった活用をされるのか、そのあたり教えていただけますか。 50 ◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいまのご質問ですけれども、恐竜博物館準備室に学芸員が1人おりまして、恐竜の博物館建設のことをしっかり進めているところでございますけれども、彼に確認をしましたところ、X線CTシステムにつきましては、現在この化石を扱っている博物館としましては、福井県立恐竜博物館と東京にあります国立科学博物館の2館だけということで、いずれも全国の大学及び研究のところから調査依頼が来ているような状況になっておりまして、順番待ちの状態となっております。ご存じのように、長崎市で発見された化石等につきましても、現在、福井県立恐竜博物館のほうにお願いして、調査を行っている状況でございます。ちなみに今、これまで発見された化石の数が全部で1,300点ぐらいありますけれども、これが今度、長崎恐竜博物館に新たにCTスキャナが設置されることによりまして、いろんなところの大学及び研究所と共同研究という形で進められるかなと考えておりまして、その利用の頻度については、ほぼ毎日ずっとするような形を今のところ考えております。  以上でございます。 51 ◯梅原和喜委員 わかりました。長崎半島で1,300点の化石が発見されたということで、ぜひこの5,500万円のX線CTシステムを有効に活用していただきたいと思います。  それから、第100号議案、今回レプリカ35点ぐらい購入があるんですけれども、ここの2ページからずっと写真が載っていまして、それぞれサイズとかも、写真それから展示物の名称が記載していますけれども、今回落札をした株式会社パレオサイエンス、このレプリカをつくるところと、この発注したところは違うの。例えば、どこでつくったものをパレオサイエンスが納めるのか、そこを教えていただけますか。 52 ◯岡本恐竜博物館準備室長 株式会社パレオサイエンスにつきましては、博物館や科学館、それから資料館、大学などで古生物、地学、人類学、動物関係の展示物や研究用の標本、レプリカを海外なども含めて製作メーカーから調達して納入する仲介業務を行ったりする会社でございます。国立科学博物館とか福井県立恐竜博物館、それから熊本にあります御船町恐竜博物館などとも取引を行っている実績もあり、十分に信用できる業者として、今回、そちらのほうから購入をしております。  以上でございます。 53 ◯梅原和喜委員 今回の入札金額が5,194万円。2ページからそれぞれ写真がありますよね。一番高いものと一番安いものというか、金額わかりますか。 54 ◯岡本恐竜博物館準備室長 総額ということになっておりますけれども、一応私たちのほうで、確認したものとしましては、一番高いものが、そこの5番にあります恐竜エドモントサウルスです。これが8.5メートルの大きさがありまして、これが一番高いもので1,000万円ぐらいということになっております。それで一番安いのが28番の……〔発言する者あり〕。 55 ◯梅原和喜委員 私がその値段を聞いたのは、ここに五千百何万円という金額が記載されています。わざわざ写真も載せて、サイズまで載せているのに、この金額まで調べる時間がなかったのかなと。6月の定例議会は、もう既に皆さんにご承知のとおりだと思いますので、高い買い物をするのであれば、せっかくサイズを書いているのに何で金額を載せなかったのかなということで、質問させていただきました。  次に移ります。第101号議案、今回一番の目玉になると思うんですが、このティラノサウルスです。福井の博物館にも正面にあって、インパクトがあって、今回も恐竜博物館の目玉になろうかなと思っているんですが、ここの製造は日本のメーカーですか。 56 ◯岡本恐竜博物館準備室長 今回、恐竜のロボットを製作した会社は、日本のメーカーで株式会社ココロというところになります。それから追加で、先ほどご質問いただいた一番金額の安いものというところですけれども、資料の4ページの16番、翼竜類プテロダクティルスというもののレプリカで、これが大体1万5,000円ぐらいということになっております。  以上でございます。 57 ◯梅原和喜委員 わかりました。国内のメーカーということで安心したんですけれども、この恐竜博物館が開館して、このティラノサウルスがやはりお客様に対するインパクト、すごいなということでリピーターもふえることを期待しているんですけれども、やはりその一番目玉になるこのティラノサウルス、例えばPL法、製造物責任法という法律もあるんですけれども、例えば、きのうもパソコンの話があって、パソコンは1年間が保証期間ですよと。これも高いお買い物ですよね。故障することはないと思うんですけれども、このあたりは保証というのは、メーカーと契約をされているんですか。 58 ◯岡本恐竜博物館準備室長 恐竜ロボットに関しましては、大体保証期間は約1年というふうに考えております。  以上でございます。 59 ◯梅原和喜委員 3ページの参考資料にスケジュールが載っておりますけれども、今回のこの恐竜博物館は、南部地区の活性化、ひいては長崎市の人的交流、お客様もお見えになって、長崎が活性化するという一大事業になりますので、ぜひ遅滞なく、先ほど武次委員のほうからもありましたように、前回の委員会でも長崎に恐竜博物館ができるんだというような、我々も福井の恐竜博物館に行ったときに、駅にもありますよね。やはり観光客にアピールするような、そういった施策も早急に関係先と調整していただいて、恐竜博物館ができたからするんじゃなくて、恐竜博物館ができる前からそういった準備を遅滞なく進めていただきたいと、これは要望にかえさせていただきたいと思います。  以上です。 60 ◯林 広文委員 第99号議案のCTスキャナについて、お尋ねいたします。さまざまな質問の中で、この活用方法とか、あとメーカーとかいうのがわかってよかったと思っています。その活用方法の中で、教育普及活動という形で出ております。例えば長崎の環境学習で、地元の小学生とか中学生の皆さんが発掘した石を、このCTスキャナで見ることによって、そういう学習効果が私は非常に高いんではないかなと思っています。そのためには、通常CTとかこういう機材というのは、バックヤードというか、どちらかというと展示室に置いているわけじゃないので、そういう形になるんですけれども、具体的に、例えば小学生のそういったグループを何かホールに集めて、そういうCTスキャナの操作をするのか、それともバックヤードツアーみたいに、裏側に連れてきてから、こういうCTで見せたりするのか、そういう活用、特に教育普及活動でのCTスキャナの活用というのを、まだイメージでもいいんですけれども、どのように想定しているのか、教えてください。 61 ◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいまの林委員のご質問の件なんですけれども、恐竜博物館の中に、例えばクリーニングであるとか、そういう作業を見られるような形のつくりとしております。また、この調査・研究につきましては、市のほうが直営でしっかりと行うということになっておりまして、当然、子どもたちに対しても、今言われたような形での体験、CTスキャナを実際に見てもらったりとか、操作してもらったりとか、そういうことも考えております。  以上でございます。 62 ◯林 広文委員 わかりました。せっかくこれだけのお買い物ですので、ぜひ活用をお願いしたいと思います。また、3Dプリンターも結構高いんですよね。これが余り頻繁に使うと、また少し経費があれかなと思うんですけれども、そういったものもぜひ活用していただきたいと思います。  あと、備品関係でずっと聞いているんですけれども、CTスキャナの耐用年数ですね。それとCTスキャナですので当然毎年保守の費用もランニングコストとしてかかってくると思うんですけれども、いかほどなのか。もうついでにあわせて、第101号議案のこの恐竜ロボットについても、耐用年数と、これも当然保守が必要かなと思うんですけれども、年間の保守費用の見積もりというか、どのくらいを想定しているのかあわせて教えてください。 63 ◯岡本恐竜博物館準備室長 まず1点目、X線CTスキャナの耐用年数につきましては、メーカーに確認しましたら、一般的な耐用年数は10年ということでお聞きしております。ただし、先ほどご紹介しましたように、福井県立恐竜博物館であるとか、国立科学博物館であるとかは、それ以上に現在も使っているということは確認しております。また、維持管理につきましても、年間の定期点検の費用であるとか、また、先ほど言われました消耗品、それから数年に一度は、それぞれパーツを交換するというものもかかってきておりまして、維持管理費が10年で約2,000万円ぐらいというふうに確認しております。  また、2点目の恐竜ロボットにつきましては、耐用年数は約20年ということで、これも実際に福井の恐竜博物館等に納入した実績がありますので、そちらのほうで確認をしております。これは、大体10年目ぐらいにオーバーホールをするということで、耐用年数が20年というふうに聞いております。これにつきましても、年間の保守の点検、それからパーツの交換、それから4年ごとのオーバーホール等も考えておりまして、維持管理費が大体10年間で1,400万円ぐらいかかるものというふうにしております。  以上でございます。 64 ◯林 広文委員 わかりました。備品、こういう設備というか、買うときはさまざますればお金は入札で安く上がったとしても、当然保守費用がかかりますので、恐竜博物館、今、こういう教育的な施設としての位置づけでしていますし、正直言って、そんなに大きく利用料金をがばっともらえるような施設ではないと思いますので、やはり長期的にしっかりとしたそういう積算、10年とか20年、30年続けていくためには、しっかりそういったランニングコストも計算しながら、収支計算をしっかりしながらやっていくというのが、大事だと思いますので、ぜひその部分を含めて、今後の長期的な視点も含めてお願いしたいと思います。要望です。 65 ◯吉原 孝委員 すばらしい機材を入れる、また展示物もかなりこれからそろっていくという説明が今ありました。先ほど林委員からも話がありましたが、X線CTシステム、これは子どもたちが発掘した化石の内容が、もう石の外、上から見られるということは、非常に興味ある施設になるんじゃないかなと思っております。  ただ、お尋ねしたいんですが、福井県立恐竜博物館との共同研究の中でいろいろご指導をいただきながらやってこられたと思うんですが、まだまだ、この地層の関係で、これから発掘できるような可能性が長崎にはあるんじゃないかというような話もあっておりますが、そのあたりはどうなのかということと、現在、1,300点ほど、この施設で分析をしていくということ、またそれとほかの大学との共同研究の可能性もあるということ、そういう意味で非常に活用が多岐にわたるというお話があったんですが、まずは、今申し上げましたように、これから出てくるかもしれないものについての、やはり興味も非常にあるんじゃないかなと思うんですが、今後、この恐竜博物館が建設される、それまでの中で、今、1,300点という出土品があったということですが、まず第1点はさらに可能性があるのかどうかということですね。  それから、確かに市長がオランダに行ったときに、骨格の模型といいますか、私はあれが大きな1つの目玉になるんじゃないかなという気がしているんですが、それは全く説明の中ではあっておりませんが、別予算で買い入れされたという認識を持っているんですが、これもティラノサウルスあるいはそれ以上の目玉になる施設じゃないかなと思うんですが、そのあたりについてのご説明もいただきたいなと思います。 66 ◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいま、吉原委員からご質問がありました、まだまだ長崎のほうで、新しい化石が発見できる、発掘できる可能性があるかということに関しましては、十分にあるというふうに考えております。現在、発掘につきましては、先ほど申し上げましたように、福井県立恐竜博物館との協力のもとに、共同研究という形で、年に2回、現地での発掘調査を行っております。そこでもたくさんの恐竜、もしくは恐竜以外の化石も出ております。そういう中で、今後もさらにたくさんの恐竜がどんどん出てくるんではないかというふうに考えております。  またもう1点、オランダからの恐竜のレプリカを購入するということで、これにつきましても、さきの議会、予算の審査のときに、皆さんにお諮りしたとおり、これにつきましては、このレプリカとは別に、今、オランダのナチュラリスの博物館のほうと契約を結んで、それからそれをオランダから持ってきていただくということで進めております。ただし、今回これにつきましては、まだ契約ができておりませんので、今、進めている状況になっておりますので、契約が調いましたら、議会のほうにもご報告をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 67 ◯吉原 孝委員 先ほどレプリカその他の展示物についての報告があっております。最後に今、オランダのこの骨格のレプリカも購入をするということなんですが、今回の長崎市のこの恐竜博物館の展示物というのは、ほぼ今ご報告があった、これだけなんですか。これ以上のものはもうないという認識を持っていいんですか。 68 ◯岡本恐竜博物館準備室長 今回、財産取得で上げさせていただいたレプリカのほかに、まだ、化石の標本等を購入する予定がございます。あとは今、この分につきましても契約の準備を進めている状況でございます。それが終わると全部そろうという形になります。  以上でございます。 69 ◯向山宗子委員 第99号議案のX線CTシステムについて、お尋ねいたします。これ高い買い物です。ただ、私これ研究を進めていくために必要なものと認識しております。ですので、要するにどんなにすばらしい機材が入っても、動かす人がすごく大事になってくると思うんですね。今まで福井の研究者の方々が来てくださって、それで共同研究というか、もうほぼほぼ教えを請いながらやってきたという現実があると思いますけれども、今度、これからたくさん長崎で発掘されたものを独自に研究をしていく形になっていくと思いますが、この研究体制がどうなっているのかということが1点と、先ほどから子どもたちに活用をというのは、これはもうすばらしいことで、私は本当に認めているんですけれども、ただ、精密機材だと思うんです。ほこりとかね。これも使う方がそんなに誰もかれも取り扱いができるということではないんですが、先ほど子どもたちに操作をとかという、どういう形になっていくのかなって。例えば、バックヤードで遠くからモニターを見るとか、そうなのか、子どもたちが操作できるのかしらって、私、思ったので、そこら辺の具体的なところを教えていただけませんか。 70 ◯岡本恐竜博物館準備室長 まず、1点目の研究体制でございますけれども、これにつきましては、調査・研究については、市のほうでしっかりやるということで、現在、学芸員が1名おります。彼が日本中だけではなくて、世界中の研究者ともネットワークがありまして、非常に幅広い知識と技量で進めているところでございます。もう1名、学芸員を入れまして、調査・研究のほうをしっかりとやっていきたいと考えております。  X線CTにつきましては、岩石の中の化石がどのように入っているかというのを調べるよりも、化石の削り出す作業の効率を高めたりとか、わずかな痕跡を発見したりとか、さまざまな研究にできるものと考えておりますけれども、そういう形の中での活用、研究体制をしっかりとして持っていきたいと考えております。  また、子どもたちの操作につきましては、CTスキャナ一体として、パソコンの画面の操作がもう簡単にできるようになっているんですね。その画面の操作を子どもたちが、いろいろ触りながら、立体的に3次元でデータ化されたものをCTの画像として見ると、自分の直感で、右から見たり、左から見たりという形のものができると。その操作が、先ほどちょっと言葉が足りませんでしたけれども、子どもたちが体験学習で活用できると考えております。  以上でございます。 71 ◯向山宗子委員 わかりました。要するに、そのX線の大もとはもうバックヤードに、ちゃんと研究室にあって、子どもたちがそこからのデータを自分たちでパソコンで見て調べるというふうに理解すればいいわけですね。 72 ◯前田教育総務部長 すみません。先ほどの答弁の補足になりますけれども、今、学芸員が1名おります。この1名で準備のほうも進めております。私どもとしては、恐竜の研究を進めていくためには、1名の学芸員では足りないという認識を持っておりますので、今後その点については、まだまだ詰めていかなければならないところはありますけれども、市長部局とも話をさせていただきたいと思っておりますので、その点、ご理解のほどお願いします。 73 ◯岡本恐竜博物館準備室長 先ほど、向山委員がご質問になられました子どもたちの操作の部分ですけれども、バックヤードという形ではなくて、CTスキャナの部屋の中に、パソコンの画面がありまして、一遍にたくさんは入れないんですけれども、何人か入れてから、もちろん学芸員がそこでついて、岩石を測定しながら横でその操作を子どもたちにしてもらうと、そういうイメージを持っております。  以上でございます。 74 ◯向山宗子委員 わかりました。機材を扱える学芸員の方の指導のもとでやっていかれると思いますけれども、そういう形であると子どもはとってもわくわくして、本物に触れる喜びというか、そういうものがふえていくと思いますのでよろしくお願いします。  それと私も御船町のほうに行かせていただいたんですけれども、あそこはやはりテーマをしっかり持っておられて、御船町の地層にどういう恐竜たちがいて、その昔、御船町はこういう地層だったということで、ずっと歴史を追ってという展示の仕方をされておりました。今、その学芸員が長崎をどういうふうに見せていくのかということも、一生懸命考えてくださっていると思いますので、すばらしい長崎の地層の変遷とか、そういうこともあっていかれるのだろうと思いますので、しっかりと皆さんが本当に喜んで見に来るような、子どもたちが喜ぶような、また大人たちも楽しみにできるような、そういう恐竜博物館ができることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 75 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、一括質疑を終結いたします。  次に、討論に入りますが、討論、採決については議案ごとに行います。  まず、第99号議案「財産の取得について(X線CTシステム)」の討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第99号議案「財産の取得について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 76 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第100号議案「財産の取得について(標本レプリカ)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第100号議案「財産の取得について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 77 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第101号議案「財産の取得について(恐竜ロボット(ティラノサウルス))」の討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第101号議案「財産の取得について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 78 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時24分=           =再開 午前11時25分= 79 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第82号議案「令和2年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 80 ◯田邊市民健康部長 第82号議案「令和2年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)」につきましてご説明いたします。この特別会計につきましては、地方独立行政法人長崎市立病院機構に係る病院事業債を管理するものでございます。  それでは、恐れ入りますが、議案書の2ページ及び3ページのほうをお開きいただきたいと思います。第1表、歳入歳出予算補正でございますが、2ページの一番下の合計欄に記載のとおり、市債の補正額は2,740万円となり、3ページの貸付金の補正額につきましても、同額の2,740万円となっております。  詳細につきましては、市民健康部提出資料に基づき、地域医療室長から説明させていただきます。どうぞよろしくお願いします。 81 ◯石丸地域医療室長 市民健康部提出資料に基づきご説明いたします。  資料は1ページをごらんください。1.補正予算の概要についてですが、長崎みなとメディカルセンターにおいて、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れに備えた入院医療体制を整備するに当たり、医療機器等を購入することに伴い、補正予算を計上するものです。その内容でございますが、2.長崎市立病院機構貸付金に係る設備整備として、人工呼吸器や超音波診断装置など、整備予定の機器を表にしており、合計2,740万円を計上しております。なお、表の1段目の人工呼吸器や3段目の体外式膜型人工肺につきましては、長崎県の補助もございますので、県の補助額を除いた金額を計上しております。用途の欄に記載をしておりますが、人工呼吸器で申し上げますと、総額で2,288万円となりますけれども、そのうち県の補助が889万円ございますので、差し引いた1,399万円を計上しております。3の貸付金の償還についてでございます。貸付金の償還の際は、通常でございますと、償還額の2分の1を病院機構が負担し、残りの2分の1について総務省が発出する地方公営企業繰出金についてというものに準じ、設立団体である長崎市が運営費負担金として負担することとなっております。しかしながら、今回の新型コロナウイルス感染症患者の受け入れに備えた設備整備につきましては、市民が安心して適切な医療を受けるため、長崎市として整備する必要な経費であると考えておりますので、償還の際は全額を長崎市が負担することとしております。  2ページをごらんください。4の長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計、この特別会計の概要をご説明いたします。(1)設置の目的です。この特別会計は、地方独立行政法人長崎市立病院機構に係る病院事業債に関する収入及び支出を管理するための特別会計でございます。(2)根拠法令等のアに記載のとおり、地方独立行政法人は、直接銀行などから長期借入金の借り入れや債券の発行を行うことができず、設立団体である長崎市からのみ長期借り入れを行うことが可能となっております。イに記載のように、長崎市が法人に長期貸付を行うに当たり、病院事業債を借り入れる場合には、特別会計を設けることとされていることから本特別会計を設置しております。(3)は、病院事業債の流れを図にしておりますのでご参照ください。
     資料は3ページをごらんください。5.予算の総括表でございます。まず、右側の欄の歳出、その下段に第2款長崎市立病院機構貸付金というところをごらんください。補正額として、2,740万円を計上しております。これは先ほど説明いたしました法人が実施する医療機器等の整備に係る財源として、長崎市が病院機構に貸し付けを行うものでございます。この貸付金の財源といたしまして、病院事業債を長崎市が借り入れることとしており、表の左側の歳入の欄、第3款市債になりますが、補正額は貸付金と同額の2,740万円を計上することになります。この結果、歳入歳出予算の補正後の合計額につきましては、一番下に合計額を記載しておりますが、それぞれ同額の11億8,936万1,000円となります。  説明は以上でございます。 82 ◯山崎 猛委員長 これより質疑に入ります。 83 ◯林 広文委員 まず1点目ですけれども、ECMOですね。人工呼吸器もそうですけれども、やはりこのECMOの台数というのは、非常に大事かなと思っていますけれども、今回台数としては1台ということなんですが、長崎市内で今ECMOの数が何台になるのか。長崎みなとメディカルセンターでの台数は幾らになるのか、教えてください。 84 ◯水蘆市民健康部理事 市内で何台あるかというのは、すみません、把握をしていません。ただ、重症者を診るということで、新型コロナウイルス用で大学には置いてあります。  長崎みなとメディカルセンターで何台あるのかということになりますと、循環器科とかでも使いますので、もともと3台ございます。今回の分がプラス1台、新型コロナウイルス専用ということでございます。  以上でございます。 85 ◯林 広文委員 わかりました。市内の分、もしわかれば後で教えてください。  あと、今回はいわゆる独立行政法人のほうからの長期貸付金の償還金はないということで、長崎市が負担するというところなんですが、もしかしたら今後詳細に決まるかもしれませんけれども、償還年数は何年になるのか、また、借り入れの利率がどの程度になるのか。当然、これ長崎市として、これは必要だという判断のもとに、独立行政法人には負担を求めずに、長崎市がこの分は責任持って調達するということなんですけれども、当然、新型コロナウイルス対策というのがもうメーンですので、これに対して例えば市が借り入れるのはいいんですけれども、このことについての国の支援ですね。例えばその償還について交付税で見るとか、国のほうでいろんな補助があるとかというのは、どうなるんでしょうか。 86 ◯石丸地域医療室長 償還の年数、利率については、まだ借り入れをしておりませんので、確かな数字ではございませんけれども、最近の傾向を見ますと、償還は1年据え置きの大体4年、合計5年間で償還をするケースが多いです。利率は最近の利率で申し上げますと、0.3%というのが一番最近の利率でございます。  それと、国の支援、交付税とかそういったものがあるのかという質問でございますけれども、交付税と申しますか、今ここにも人工呼吸器ですとかECMOの欄に書いておりますが、国の補助を県が支出をするというスキームになっておりますので、このような書き方ですけれども、第2弾、第3弾の国の補正というのが、今メニューを示されているところでございます。補助の額とか該当する機器ですとか、それは今から拡大していくものと見込んでおりますし、そのように私どもも要望したいと思っております。詳細が決まるのは、まだもう少し時間がかかるのかなと思っております。  以上でございます。 87 ◯木森俊也委員 先ほど、林委員のほうからECMOの現在の台数を聞いたんですけれども、そのほかの台数、人工呼吸器とか超音波診断装置とかありますよね。これ現在長崎みなとメディカルセンターに何台ほどあるのかというのは、わかれば教えてください。 88 ◯水蘆市民健康部理事 まず、人工呼吸器なんですけれども、これは重症の患者によく使われる分でございまして、今所有している分が13台でございます。長崎みなとメディカルセンターにおいては、あと、レンタルで3台借りている分があります。それで今回新たに4台という形になってございます。超音波の分が、すみません、何台あるのかというところは、確認していないところです。下の解析付心電図というのは、結構たくさんあるものなので、何台かというところはあります。車椅子型アイソレータというのは、陰圧空間をつくる車椅子で今回初めてになります。要は患者を移動するときに感染をさせないための車椅子という形になるので、これはもう新型コロナウイルス専用という形になってございます。それから蛍光LAMP装置なんですけれども、蛍光LAMP装置については、今長崎みなとメディカルセンターで1台所有をしていると。この装置も今、検査の方法からずっと新しく変わっていくような形になりますので、感度のいいものをもう1台、今回追加をさせていただくという形になります。  すみません、先ほどECMOの数を聞かれた分がありまして、大学病院で4台お持ちになっているというところです。あとそれ以外の分については、どれくらい持っているかというのは、後でお示ししたいと思います。  以上でございます。 89 ◯木森俊也委員 わかりました。今後、また新型コロナウイルスの第2波、第3波というのが懸念されていますので、長崎みなとメディカルセンターの医療体制の充実のために購入していただくということだと思いますので、金額もそう安くないですから、貴重な機械となると思いますので、十分な活用をしていただきたいと思います。 90 ◯吉原 孝委員 今回、長崎市の場合、新型コロナウイルス感染症の患者の治療については、クルーズ船関係で携わったということになっております。一般市民は幸いなことにいないということで、これからも新しい生活様式の中で、これまで以上に気をつけておれば、これまでのような状況で推移すると思うんですが、しかし、先ほどお話があったように、第2波、第3波も可能性があると。第2波がもしあるとすれば、その中で発症する方がおられれば、最優先が今上げられている人工呼吸器とかECMO、これが最優先で手当てをされて、そして一般の患者がそこからはみ出るというようなことがあって医療崩壊云々という、それは医師、看護師の関係もあったと思うんですが、しかし、それが機材の不足ということが、どうしてもウイルス関係に集中的に配置されることによって、それ以外の手術が延期されたりとか、装置が使われなくなるということによって、医療崩壊が起きるという心配があるということ、それが現実のものとなれば、長崎みなとメディカルセンターも当然そういう形のことが出てくると思うんですが、今回これだけの施設が補充されるということによって、ある程度、安全度が増すと考えていいんですか。 91 ◯水蘆市民健康部理事 今回、先日ご説明させていただいた運営費負担金での機器の購入も入れて、新型コロナウイルスの患者を診るための設備というのは、おおむね整ったというところで思っております。あとは、吉原委員の言うように、重症者が出た場合にはしっかり受けとめられるかというところの問題がございます。その点につきまして、重症者を診る病院というのはやはり少のうございます。長崎市で言うと、長崎大学なのか、長崎みなとメディカルセンターなのかというところで、受け入れをしていかなければならないというところがございます。この機材に加えて、今回人員の配置も少し看護師の配置とかもしていただいた部分がありますので、出た場合については、しっかり取り組めるように長崎市立病院機構のほうともまた協議させていただきたいと思っております。  以上でございます。 92 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第82号議案「令和2年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 93 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 〔審査日程について協議した結果、あす予定して いる教育委員会の所管事項調査以降の日程を、こ の後の審査する第88号議案の後に繰り上げること に決定した。〕 94 ◯山崎 猛委員長 理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時42分=           =再開 午前11時42分= 95 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  第88号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 96 ◯田邊市民健康部長 説明に先立ちまして、本日出席しております課長級職員を紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 97 ◯田邊市民健康部長 それでは、第88号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。  議案書は21ページをお開きいただきたいと思います。理由欄に記載しておりますが、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部改正に伴い、関係条文の整理を行いたいことから、この条例案を提出するものでございます。  改正の詳細につきましては、委員会資料に基づき、生活衛生課長から説明させていただきます。 98 ◯東郷生活衛生課長 それでは、「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」につきましてご説明いたします。  委員会資料の1ページをお開きください。1.改正理由でございますが、(1)は令和元年12月4日に公布された医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の一部改正が令和2年9月1日に施行されることに伴い、条文の項番号が改正されるため、関係条文の整理を行うものでございます。(2)は、平成30年6月27日に公布された毒物及び劇物取締法の一部改正が令和2年4月1日に施行され、条例の改正をすべきところでございましたが、行っておりませんでしたので、条例の関係条文を整理しようとするものでございます。今後このようなことがないよう十分に注意し、再発防止に努めてまいります。まことに申しわけございません。2.改正の内容でございますが、(1)は、長崎市手数料条例別表第1の第96号薬局製造販売医薬品の製造販売承認事項一部変更承認申請手数料についての改正でございます。これは、薬局が薬局製造販売医薬品の製造と販売を行う場合には承認を受ける必要がございますが、承認内容の一部を変更する場合に行われる申請時に徴収する手数料でございます。手数料の名称や金額の改正はございませんが、表の右側の手数料の対象事務の根拠となる法令等にございます医薬品医療機器等法第14条第9項が、法の一部改正に伴い、第14条第13項に改正されるため、この別表第1における項番号を改正するものでございます。  恐れ入りますが、2ページをお開きください。(2)は、長崎市手数料条例別表第1の第112号毒物劇物販売業登録申請手数料と第113号毒物劇物販売業登録更新申請手数料についての改正でございます。第112号は、毒物劇物を販売する際に必要となる登録の申請手数料でございます。第113号は、その販売登録の有効期間が6年であるために行う登録更新の申請手数料でございます。手数料の名称や金額の改正はございませんが、第112号の手数料については、表の右側の手数料の対象事務の根拠となる法令等にございます毒劇法第4条第3項が、法の一部改正に伴い、第4条第2項に改正され、第113号の手数料については、毒劇法第4条第4項が、第4条第3項に改正されたため、これらの別表第1における項番号を改正するものでございます。3.施行日でございますが、医薬品医療機器等法の一部改正に伴う(1)については、令和2年9月1日を予定しており、毒劇法の一部改正に伴う(2)については、公布の日としております。  以上が今回の条例改正の主な内容でございます。  資料の3ページと4ページに条例の新旧対照表の抜粋を掲載しており、参考資料として5ページから7ページに医薬品医療機器等法の一部改正の新旧対照表、8ページに毒劇法の一部改正の新旧対照表を掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 99 ◯山崎 猛委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  次に討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第88号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 100 ◯山崎 猛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時48分=           =再開 午後0時58分= 101 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、他の委員会と の理事者の出席調整のため、所管事項調査につい ては、原爆被爆対策部、福祉部、教育委員会の順 に行うことに決定した。〕 102 ◯山崎 猛委員長 それでは、原爆被爆対策部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 103 ◯中川原爆被爆対策部長 ご説明に入ります前に、原爆被爆対策部の課長以上の職員を紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 104 ◯中川原爆被爆対策部長 それでは、お手元の原爆被爆対策部提出資料に基づきご説明をいたします。  所管事項調査に関する資料の資料2をごらんください。1.指定管理者の更新の方針についてです。長崎市永井隆記念館の指定期間が令和3年3月31日で終了となりますので、指定管理者の方針についてご説明するものでございます。次に、2.被爆75周年記念事業についてですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、事業の中止や延期などがあっておりますので、現在の状況についてご説明させていただきます。3.旧城山国民学校校舎に関する新資料発見についてでございます。先日、新聞報道にもありましたが、新資料、写真でございますが、これの発見の経緯等をご説明させていただきます。4.原爆被爆者温泉保養所「新大和荘」についてでございます。これは、公益財団法人長崎原子爆弾被爆者対策協議会が所有しております被爆者の保養所であります新大和荘についてご説明させていただきます。最後に5.令和元年度指定管理者制度の状況についてですが、モニタリングの状況についてご説明させていただきます。  私からの説明は以上です。各担当課長からご説明させていただきます。 105 ◯松尾平和推進課長 それでは、資料の1ページをお開きください。1.指定管理者の更新の方針についてでございます。(1)指定管理者制度導入施設一覧に記載のとおり、原爆被爆対策部が所管しております指定管理者制度導入施設は、5施設ございます。来年度更新する施設は、太枠の長崎市永井隆記念館の1施設となります。(2)には、ア.施設の概要としまして、(ア)位置図を、次の2ページには(イ)平面図を、そして3ページの(ウ)から(サ)には、施設の概要を記載しております。次に、イ.指定管理者制度導入による効果の検証ですが、(ア)利用者の推移といたしましては、指定管理者制度導入の平成28年度以降、年々増加していたものの、令和元年度は減少しております。これは、修学旅行生やキリスト教信仰の厚い韓国からの入館者の減及び新型コロナウイルス感染拡大による影響によるものと考えております。  4ページをお開きください。(イ)指定管理委託料、(ウ)利用料金収入、(エ)主なサービス向上策は記載のとおりでございます。(オ)評価でございますが、独自企画による講話や企画展を実施したり、親子などを対象に読み聞かせ会などを行い、永井博士が後世に残したメッセージをさまざまな形で伝えるための取り組みを行っているものと評価しております。次に、ウ.次期指定管理者の選定方針についてでございます。(イ)に記載のとおり、現在の指定期間が令和3年3月31日までですので、(ウ)次期指定期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間となります。(エ)非公募の理由でございますが、現在の指定管理者であります特定非営利活動法人長崎如己の会に続けてお願いしたいと考えており、その理由としましては、5ページにかけて記載のとおり、永井博士の精神を学び、事業を推進するという長崎如己の会の目的が、永井隆記念館の設置目的である「長崎市名誉市民永井 隆博士の遺徳を顕彰し、あわせて図書その他の資料を市民の利用に供する」に合致することや、永井 隆博士に関する専門的知識の蓄積もあり、施設の設置目的の達成や効用を高めるために、効果的に管理運営を行うことができると判断したものでございます。(オ)利用料金制につきましては、引き続き適用するよう考えております。最後に、エ.指定までのスケジュールでございますが、11月議会において、指定管理者の指定及び債務負担行為の設定について議案を提出する予定としております。  私からの説明は以上でございます。 106 ◯林調査課長 資料の6ページをお開きください。2の被爆75周年記念事業についてご説明いたします。ことし2020年は、被爆75周年の節目の年であるとともに、2020年NPT再検討会議、東京オリンピック・パラリンピック、平和首長会議総会が開催されるなど、国際的にも注目を集める機会が多い年であるため、このタイミングを最大限に生かし、平和メッセージの発信を強化し、あわせて多くの方々が平和を考える機会となるよう長崎平和マラソンなど新しい手法を取り入れた平和発信についても取り組むこととしておりましたが、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、これらが全て延期となっております。それぞれの状況は次のページの表に記載のとおりです。  7ページの表をごらんください。長崎市の被爆75周年記念事業についてでございますが、一番右端の対応状況の欄に記載しておりますように、網かけのないものは、現時点で予定どおり実施することとしている事業でございまして、網かけのあるものは延期や中止となる事業でございます。このうち中止する事業は、12番の高校生国際平和交流事業と13番の平和祈念式典への姉妹都市の高校生の招待で、どちらも長崎の若者と外国の若者が直接会って平和交流を図ろうとするものであり、ことしの実施は難しいと判断したものでございます。なお、高校生国際平和交流事業につきましては、現在、代替事業について検討中でございます。また、どちらの事業とも、来年度以降は実施予定としております。新型コロナウイルス感染症の拡大により、被爆75周年記念事業への影響が出ていることは残念でございますが、被爆75周年という節目は来年へ先送りとはならないため、今この状況でできる限りの方法を考え、平和へのメッセージを発信していきたいと考えております。  私からは以上でございます。 107 ◯前田被爆継承課長 8ページをお開きください。3.旧城山国民学校校舎に関する新資料発見についてご説明いたします。(1)経緯ですが、城山小学校復興後援会会長や長崎原爆被災者協議会の初代会長を務めた杉本亀吉氏の遺族が、令和2年4月に同協議会へ遺品を寄贈されましたが、その中に新資料の写真1が含まれていたものでございます。写真1は、建物を北東方向、城栄商店街の浦上川入り口あたりの方角から撮影したもので、階段棟の特徴的な半円窓や、階段棟に接する北側校舎教室部分の縦長の窓枠などから、被写体が被爆を受けた旧城山国民学校校舎であることがわかり、この写真から現存する階段棟の塔屋部分と北側校舎教室部分が、被爆後に新たに建築されたことが判明したものです。参考としまして、既に原爆資料館に収蔵されている資料で、被爆後間もない昭和20年10月5日に撮影した写真2と被爆した校舎を一部解体して改築した昭和30年ごろの写真3を掲載しております。また、本件は令和2年5月17日の長崎新聞に掲載されており、12ページに紙面を添付しておりますので、あわせてご参照ください。  9ページをお開きください。次に、(2)旧校舎の戦後の改修状況ですが、ア.新資料発見前の見解を、ページ中ほどの東側立面図、これは市営ラグビー・サッカー場の方角から見た図面になります。それから北側立面図、これは城栄商店街の真ん中あたりの方角から見た図面になりますが、この2つの立面図でご説明いたします。東側立面図に示している階段棟と、それに接続する北側教室の外壁は、水色で表示した3階部分を除いて、茶色部分が全て被爆当時のものと考えていました。また、北側立面図では、北側教室棟の切断面を塞いでいる紫色で表示した壁は、被爆当時のものではないが、はりや柱は3階の一部を除いて茶色で塗り潰した部分が、被爆当時のものと考えていました。理由といたしましては、先ほど8ページ掲載の昭和20年10月に撮影された写真2やほかの写真を詳細に観察しますと、北側教室3階の外壁が構造的に大きく損傷していることがわかっており、現在内部から確認できるコンクリートの打ち方も階段棟とは異なっていたため、はりや柱を含めた改修が行われたものと分析しておりましたが、北側教室の2階以下の部分については、改修工事の図面や改修している写真等がなかったことから、被爆当時の外壁がまだ残っている可能性があると考えておりました。  10ページをごらんください。イ.新資料発見後の見解ですが、現存する階段棟の塔屋部分とその階段棟に接続する北側教室の2階以下の部分についても、新資料が発見されたことにより、被爆後に大規模な改修が行われたことが判明いたしました。そのことを反映させた東側立面図と北側立面図を掲載しております。下の写真4と写真5は、それぞれ東側と北側の現況写真を掲載しており、写真4で見た場合は赤枠で囲んだ部分が、写真5で見た場合は写っている全体が被爆後に改修されたものになります。  11ページをお開きください。(3)今後の対応ですが、今回の新資料の発見は、昭和20年の被爆直後の校舎写真と被爆後に建て直された昭和30年ごろの校舎写真の間の空白部分を埋めるものであり、戦後の変遷を調査・研究する上で極めて重要なものです。そこで、旧城山国民学校校舎の改修の経過等について再度整理した上で、専門家で構成する国指定史跡長崎原爆遺跡保存整備委員会に、今後の対応についてお諮りすることとしております。なお、旧城山国民学校校舎の国指定の文化財としての価値につきましては、被爆の痕跡が至るところに残っており、文化庁の担当調査官からは、今回の発見が価値に何かマイナスの影響を及ぼすわけではなく、むしろ史跡としての事実がまた1つ明らかとなったのはいいことであり、さらに調査を続けていってほしいとのご意見をいただいております。  説明は以上です。 108 ◯林調査課長 続きまして、資料の13ページをお開きください。4.原爆被爆者温泉保養所「新大和荘」についてをご説明いたします。(1)概要のア.沿革ですが、原爆被爆者温泉保養所、新大和荘は、公益財団法人長崎原子爆弾被爆者対策協議会、いわゆる原対協が被爆者の健康と福祉増進のために昭和40年11月に建設しました大和荘が老朽化したため、平成22年8月で営業を終了し、長崎県市町村職員共済組合が所有しておりました旧グランビューうおみを購入・改築し、平成22年10月に新大和荘として新たに移転オープンしたものでございます。イ.施設ですが、この施設は雲仙市小浜町にあり、構造、建築面積、延床面積、館内配置、宿泊定員、利用料金は記載のとおりでございます。(2)宿泊利用者数の推移でございますが、平成23年をピークに年々減少しております。なお、平成22年は8月までは大和荘として運営、9月を休館しまして、10月から新大和荘として営業しております。  14ページをお開きください。(3)収支の状況でございますが、赤字が増加しており、令和元年度の赤字は2,962万3,000円となっております。(4)被爆者援護事業積立資産でございますが、平成24年度の公益財団法人に移行する際に、新たに被爆者援護事業積立金としまして2億4,023万2,000円を設定しておりますが、毎年取り崩しており、令和元年度の資産残額は8,702万1,000円となっております。(5)原対協での検討状況でございますが、宿泊者の減少、経営赤字及び積立資産の枯渇といった現状から、平成30年4月に税理士から、収支の改善が見込めないことから、今後の運営についてどうするか検討する時期に来ているという経営分析と、将来に向けて廃止または民間委託にするなど、どうすべきかについて検討する場を設ける必要があるという提言をいただいています。  次のページになりますが、被爆者団体からの意見聴取会を3回開催し、平成30年11月に新大和荘の所期の目的は達成されたと思慮されることから廃止やむなしとする意見書が提出されました。それを受けまして、理事会、評議員会への説明を行い、令和2年度に施設を閉鎖するとの方針に基づき、廃止の手続を進めていくことを了承されております。(6)事業の廃止時期ですが、原対協としましては、宿泊の希望が最も多い年末年始の後になります令和3年1月末での閉館を考えております。その後、2月から3月にかけまして残務整理を行い、令和2年度で事業を廃止したいとしております。  新大和荘についての説明は以上でございます。  続きまして、5.令和元年度指定管理者制度の状況についてご説明します。  恐れ入りますが、総務部提出の令和元年度指定管理者制度の状況についての資料の1ページをお開きください。原爆被爆対策部の指定管理者制度導入施設は、7番から11番の5施設となっております。そのうち、調査課所管は7番の長崎市原子爆弾被爆者健康管理センターでございます。  モニタリング状況につきましては、14ページから15ページまでで、特段不備はなく、問題なく運営がなされておりますので、この分につきましては、ご説明は省略させていただきます。  調査課からの説明は以上でございます。 109 ◯松尾平和推進課長 続きまして、平和推進課所管の施設についてご説明いたします。  別冊資料の16ページをお開きください。まず、長崎市永井隆記念館についてですが、評価欄に不十分とした項目がありますので、その内容を中心にご説明いたします。各調査事項につきましては、モニタリングの結果、おおむね良好でありましたが、表の中ほど、外部委託先の項目にございますとおり、外部へ再委託する業務について、あらかじめ市の承認を受けていなかったこと、また、市内に本社を有しない業者へ委託する際に、市に対し理由書の提出を行っていなかったことから、不十分と評価したものでございます。いずれも、適切に業務を行うよう指導を行い、是正が図られたところでございます。以上でございますが、永井隆記念館につきましては、先ほど指定管理者の更新の方針について、ご説明した際に申し上げたとおり、良好な運営をしていただいており、今後も利用者満足度の高い施設であり続けるための取り組みを継続していただきたいと考えております。  続きまして、別冊資料の18ページをお開きください。長崎原爆資料館・長崎市平和会館についてご説明いたします。この2施設は、長崎市歴史民俗資料館と合わせ3施設を一体として、令和元年9月から指定管理者制度を導入いたしました。指定管理者は、公募により選定された長崎平和施設管理グループです。モニタリングとして、施設管理、人員配置、会計に係る関係書類等を確認し、おおむね良好に管理運営が行われていることを確認しております。
     資料19ページをごらんください。令和元年度のモニタリング状況報告書でございます。3.その他のモニタリングの状況ですが、指定管理者及び市が出席する会議を毎月開催し、事業の進捗や情報交換等を行っております。4.サービスの向上や利用者増加への取り組み状況でございますが、県外の旅行会社への誘致活動や館内誘導サインの改修、喫茶室へのキャッシュレス決済の導入等を実施し、サービスの向上や利用者増加への取り組みを行っております。また、指定管理者による自主事業として、外国人来館者への茶道の体験サービスや平和会館ホールの休館日を利用して修学旅行生へ平和学習を実施するなど、指定管理者制度を導入してから、これまでになかった新たな取り組みがなされております。一番下の表は、施設利用者の状況です。1月以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により減少しておりますが、それ以前につきましては、特に個人の来館者が増加しており、要因としては、10連休となったゴールデンウィークや38年ぶりに実現したローマ教皇の来崎などが考えられます。最後に、総括的に評価しますと、施設の管理運営について、指定管理者として適正な業務遂行がなされているものと考えております。また、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、4月10日から臨時休館としておりましたが、今月1日から開館を再開いたしましたので、安心して来館していただける施設を目指し、引き続き、サービスの向上や入館者増に向けた積極的な取り組みを期待したいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 110 ◯前田被爆継承課長 続きまして、被爆継承課所管についてご説明いたします。  別冊資料の20ページをお開きください。被爆継承課所管の指定管理者導入施設は、長崎原爆遺跡旧城山国民学校校舎でございます。評価欄に不十分とした項目がありますので、その内容を中心にご説明いたします。モニタリングの各調査項目につきましては、おおむね良好でありましたが、表の中ほど、外部委託先の項目では、先ほど平和推進課長がご説明した長崎市永井隆記念館と同様、業務の一部を第三者に委託するに当たって、あらかじめ市の承認を受けていなかったこと及び有資格者以外への発注において、理由書を市に提出していなかったことから、不十分と評価したものでございます。このことにつきましては、適切に業務を行うよう指導を行い、是正が図られております。  資料21ページをごらんください。一番下の欄の総括コメントに記載しておりますように、長崎原爆遺跡旧城山国民学校校舎の指定管理者である城山小学校被爆校舎平和発信協議会は、利用者アンケートにおいて、職員対応は好評であり、常に見学者の視点に立ってわかりやすく丁寧な案内を行っていると評価できます。今後も、指定管理者として適正な業務遂行がなされるものと考えております。  私からの説明は、以上でございます。 111 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対して、ご質問等はございませんか。 112 ◯梅原和喜委員 旧城山国民学校校舎についてご質問いたします。  ここに遺品が出たということで、写真にありますように、今回新たに資料が発見されたということで、それぞれ説明板とか、その平和の資料なんかに記載された分と、今回こうなったという広報とか変更するという予定はございますか。 113 ◯前田被爆継承課長 すぐすぐに説明板等々を、変えるということはないんですけれども、今後考えられることとして、まだまだこの長崎原爆遺跡につきましては、国指定の史跡の範囲を拡大しようというふうな動きもございます。特に山王神社の発掘調査等もやっていますので、そうしたときに、その長崎原爆遺跡の報告書というものを添付することになっておりますが、その報告書を新たに更新する必要があるのかなというふうには思っております。  委員ご指摘の説明板をというのは、今、整備基本計画を策定して、設計とそしていよいよ工事に向かっていく中で、できるだけこの長崎原爆遺跡を皆さんが快適に周遊できるような取り組みも、令和3年度以降、やっていこうと考えておりますので、その辺のところも、今回出た資料も十分踏まえまして考えていきたいと考えております。  以上でございます。 114 ◯梅原和喜委員 わかりました。12ページに新聞の記事が記載されておりますけれども、被爆校舎の一部は戦後建設しているんだけれども、史跡の価値は変わらないんだよということを、文化庁の方もそういったことで判断されているんでしょうから、ぜひその点、PRしていただきたいと思います。  それから、冒頭、この長崎原爆被災者協議会の初代会長の杉本亀吉さんからの遺品が見つかったということで、まだ知られていない資料なんかがまだ所蔵されていると思いますので、そのあたりご家族等を含め、今後その資料の閲覧とか、そういったことを考えていらっしゃいますか。 115 ◯前田被爆継承課長 1枚新たに見つかったわけですけれども、これ以外に寄贈されたものが、実際15枚ほどございます。その中の写真の中には、皆さんもご存じの小川虎彦さんであるとか、林 重男さん、こういった方たちの写真も含まれていたということで、さらに新しい写真の発見があるのではないかということで、実際に被災協のほうにうちの学芸員が見に行っております。ただ、それ以外には新しいものはなかったということでございますが、ただ委員ご指摘のとおり、この杉本さんの遺族の方にもほかにこういった写真がないのかというのは、お話をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 116 ◯梅原和喜委員 わかりました。被爆者の方が毎年少なくなっていく中で、我々、今長崎で生きている人が、原爆の悲惨さとかを伝えていく義務があると思いますので、資料を有効に使っていただいて、国内外にまだまだ平和の発信をする余地があろうかと思いますので、資料を十分活用していただきたいと思います。  それから、新大和荘について質問させていただきます。私は1期目のときに教育厚生委員会に所属しておりまして、そのころから営業が難しいんだよという話がありまして、実際私は宿泊に行ってきました。2階のレストランで景色もよくて、本当においしい料理をいただいて、本当にいい施設だなということで帰ってきたんですけれども、今回予算的にも、それからこの意見聴取にありますように、廃止やむなしということで残念なんですけれども、ここの15ページに事業の廃止時期のところで、お正月はたくさん来るんだよということで、抽選に漏れた方を1月までに泊まってくださいということを広報するということでしょうけれども、もう新型コロナウイルスが収束を迎えた後、宿泊もお盆過ぎになると、県内外の行き来も可能になると思いますので、1月過ぎて寒くなると高齢者の方、ちょっと行動範囲が狭くなってくるようですので、ここ雲仙ということでございますので、紅葉のきれいなときに紅葉を見ていただいて、ここは建設してから50年ぐらいなるようですから、ここで過ごされて思い出の多い被爆者の方もいらっしゃると思いますので、前広に広報していただいて、今まで利用された方が、この閉館時期までにたくさんの方が訪れて、またここを利用していただくような、そういった広報活動を、これは要望としてお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 117 ◯林 広文委員 6ページの被爆75周年記念事業についてお尋ねいたします。今回の新型コロナウイルス感染症対策ということで、一部事業延期または中止、また予定どおり実施するものもございます。さまざまな影響があったと思うんですけれども、1つまず最初にお聞きしたいのは、この7ページの8番に民間団体の方が実施される事業というのがございます。これは、それぞれいろんな応募をされて、皆さんそれぞれが今回の75周年ということで準備をされてきたと思うんですけれども、ここでは一部延期という形になっていますが、例えば準備はしとったけれども、いろんな費用がかかってしていると。しかし、例えばこれが来年以降に延期となると、じゃ、ことしした分はどうなるのかと。その補助の関係ですね。また来年度そのまま予算が計上されるかどうかというのも、わかりません。そういった意味で、例えば延期になった、もしくは中止になったというものの予算の取り扱いですね。例えば来年度に延期するので、ことしかかった分はもう見ませんよとか、そういうことがあっては私はいけないと思うので、この部分についてどのように考えていらっしゃるのかというのをまず教えてください。 118 ◯林調査課長 今の林委員のご質問でございますけれども、まず、この11件の事業で2件ほど延期が出ておりますが、それは今年度中にということなので、まず来年度ということはございません。現在、そのほかの事業につきましては、まだ具体的に延期というお話は伺っておりませんので、今おっしゃった、危惧されているようなことが、もしも今後ご相談があれば、その都度、実際に使った経費の内容等を踏まえて、改めて検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 119 ◯林 広文委員 わかりました。この民間団体以外の分でも、この全体の分でもそうなんですけれども、来年度以降の予算の確保等もしっかりやっていただきたいと思います。  それと、これは平和祈念式典のことになるんですけれども、ことしは少し規模を縮小してというお話があっております。一般の方の参加は、基本的にはないというように聞いておりますが、ことしの8月、そして場合によっては来年の8月も果たして、このワクチンとか治療薬の関係からすると、来年もこの新型コロナウイルスの影響下で、この平和祈念式典が開催される可能性というのは、私は非常に高いのかなと思っています。まだワクチンの開発までに1年半から2年かかるんじゃないかという中では、来年度も新型コロナウイルスの影響下の中で、こういう平和祈念式典をしないといけないというような形、いわゆる3密を避けるとか、ソーシャルディスタンスとかいうような影響のもとで開催する可能性は、私あるのかなと思っています。ことしの分は、まずは当然影響下にあるわけですから、十分な対策をとられると思うんですけれども、もしこの状況が続くのであれば来年度の開催についても、このような形になるのかどうかですね。そのためにはやはりいろんな対策というのは別途また予算どりをすることも必要なのかなと思います。例えば、式典会場は平和公園ですけれども、ブリックホールとか、いろんなホールを使って、オンラインで、いろんなものをやったりとか。例えば、今やっている被爆者の歌なんかは、今は現地でやっていますけど、新型コロナウイルスの影響を考えれば、どこか涼しいところで、オンラインで、リモートで合唱に参加してもらうとか、そういうことも十分今後考えていくべきじゃないかなと思うんですけど、その辺の今後の考え方をどのように考えているか、教えてください。 120 ◯中川原爆被爆対策部長 今、平和祈念式典の件について、ことしの平和祈念式典のあり方について、先日発表させていただきましたけれども、ソーシャルディスタンス、2メートル前後左右とるということで、例年4,000席程度の椅子を置いていますけれども、それが500席になるということで、一般の自由参列については、今回はご遠慮いただくということに、もうキャパシティーの関係ではどうしてもそういうことになってしまうということになります。屋内会場として、先ほどブリックホールの件もありましたが、現在もブリックホール、それから原爆資料館のホール等はライブで中継をして、そこにもおいでいただいております。ただ、ことしの政府の目安でいくと、室内は50%以内ということになっていますので、ブリックホールでいきますと約1,000席、原爆資料館ホールでいくと170席程度ということになります。ことしについては、まず、来られない方でお参りしたいという方は、そちらのほうに行っていただくということになります。あと、この平和祈念式典につきましては、テレビ中継等もやっていますが、ライブでインターネット配信もしております。そういった形でことしはそれぞれの祈り方、それぞれの場所でお祈りをしていただくということになりますけれども、実際にはことしについても、それを知らずに来られる方とか、そういう方もおられると思いますので、そういう方についての誘導等も今後しっかり対応を図りたいと思いますし、来年以降については、この状態が続くということになりますと、どうしてもことしと同じキャパシティーでやるという形になりますから、新たな発信の仕方が、どういうものがあるか、今後研究していきたいと思っております。 121 ◯林 広文委員 わかりました。当然こういう影響があるわけですので、ことしは暫定的にそういう対策をとる。しかし一方で、被爆者の方もかなり高齢化をしている中では、やはりもし万が一感染すると、非常に大きな事態になりますので、新たな視点でコロナ時代の平和祈念式典のあり方というのを今後しっかり検討していく必要が私はあるんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それと本当に2020年が75周年ということで、平和マラソンなんかもそうなんですけれども、さまざまなイベントが延期となりましたが、2020年が被爆75周年であるということは変わりがないわけです。ここの部分をしっかりとどめておくという部分と、それと延期はしたけれども、来年76年目になりますけれども、あくまでもこの節目の年をしっかりととどめおくためのイベントであるという部分を来年度行うわけですけれども、そこもしっかりと意義をとどめるような内容にしていただきたいし、予算とかさまざまな配慮も、これまた2年がかりになるような感じになって大変ですけれども、しっかりしていただきたいと、これは要望です。 122 ◯中川原爆被爆対策部長 今、林委員からありましたように、ことし被爆75周年、それから2020年、さまざまな国際的なイベントもあるということで、非常に私どもも発信ということに力を入れようとしておりましたが、先ほど説明しましたように、ほとんどが1年程度延期という形に今なっています。そういうことで、イベント系については、来年度に延期できるものは当然延期をする。ことし75年は変わらないわけですから、この75年は平和祈念式典を初め、後半部分でできるものも当然あると思いますし、また、今いろんな世代でオンライン会議等がやられております。若い世代、高校生、平和大使、ユースの皆さんもそうですし、被爆者国際署名の皆さんとか、いろんな方が今オンライン会議で、世界をつないでやっているということもあります。これも新たな発信の方法、世界的にみんなで考えようという平和のメッセージの取り組みですので、また私ども、いろんなやり方を今考えているところでもありますので、ことし75年が何もなかった75年ということにならないように、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 123 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、原爆被爆対策部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時39分=           =再開 午後1時40分= 124 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、福祉部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 125 ◯山口福祉部長 説明の前に、出席している福祉部の課長級以上の職員について紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 126 ◯山口福祉部長 それでは、福祉部所管事項調査の令和元年度指定管理者制度の状況について、長崎市障害福祉センター、ハートセンターの分ですけれども、障害福祉課長よりご説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 127 ◯朝長障害福祉課長 令和元年度指定管理者制度の状況について説明させていただきます。  それでは、総務部提出の別冊の資料、令和元年度指定管理者制度の状況についてをごらんください。このうち、障害福祉課所管の長崎市障害福祉センターについてご説明いたします。特にモニタリングの結果を中心にご説明いたします。  資料の22ページをごらんください。障害福祉センターのモニタリング結果につきましては、現地における調査や聞き取り等の結果を踏まえ、チェックリストでお示ししておりますとおり、おおむね良好と評価いたしております。表の下から6行目、人員配置の調査事項、業務を実施するための適正な人員配置がなされているかについては、評価を普通としております。これは、発達障害に関する療育、訓練が必要な子どもの数が年々増加しておりますが、本来、作業療法士、言語聴覚士、それぞれ正規職員4名、嘱託員1名の体制をとっておりましたが、こちらがそのうちの嘱託員の各1名が採用に至らず、専門職員が不足していたことから、このように普通という評価をしたものでございます。このような状況を踏まえまして、令和2年度からは作業療法士及び言語聴覚士の各1名の嘱託枠を正規枠に変更するとともに、さらに各1名ずつの増員を行い、人員配置の見直しを行ったところでございます。  次に、資料の23ページをごらんください。1.利用者からの意見に対する主な対応状況でございますが、表の下から3行目、令和元年10月18日のところですが、プールの温度が夏も冬も冷たいとの意見がありましたが、こちらが菌の繁殖など衛生管理面を第一に考えて水温の設定を行っており、適宜プールサイドの採暖室を利用していただくなどの対応をお願いしたものです。  次に、資料24ページをごらんください。下段の施設利用者の状況でございますが、一番右の列に記載のとおり、令和元年度における施設の利用者数は、平成30年度に比べて2,962人減の15万364人となっております。主な要因としましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、3月に貸館の利用者が減ったことが考えられます。最後に総括コメントでございますが、新型コロナウイルスの影響により利用者数の減少はあるものの、発達障害児の診療を初めとした障害児の支援事業は今後も需要が見込まれるため、より効果的、効率的な支援をお願いしていきたいと考えております。  令和元年度指定管理者制度の状況についての説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 128 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はございませんか。 129 ◯大石史生委員 1点だけ、基準を教えてもらいたいと思うんですが、今さっき普通の項目についてご説明されて、人員配置を行って、嘱託の方が正規になって、それから各1名ずつ人員配置を行ったということだったんですけれども、内容を聞いていれば、普通だったらここまでしないのかなというふうに思ったんで、そこがすごく疑問に思ったので、そこの基準というか、どうなったら不十分になるのかとか、そこを教えていただけますか。 130 ◯朝長障害福祉課長 いわゆるセラピストの配置に関しまして、最低何人とか、そういった法的な基準はないんですが、ただ昨年来からの要望等も含めて、特にセラピストが不足して、待機をされておられたという状態を踏まえて、指定管理者からあと何人の確保が必要なのか、そういった状況を聞き取りをしました上、先日の指定管理者の見直しの際に、嘱託枠の正規への変更と正規のプラス1と、そういった判断をしたものでございます。  以上でございます。 131 ◯大石史生委員 普通と不十分の判断の基準というのは、余り今の答弁ではわからなかったんですけれども、実際この施設に来る人たちというのは、やはりいろいろ抱えていらっしゃる方たちなんで、適正な人員配置というのは肝だと思いますので、ぜひそこは気をつけていただくとか、しっかりモニタリングも含めて頑張っていただきたいなということを申し添えておきたいなと思います。 132 ◯梅原和喜委員 このモニタリング調査の中で、下から2番目のところ、令和2年1月22日に体が大きい障害児のために、おむつ交換用のベッドを設置してほしいと。回答が令和2年度において、1階車椅子用トイレに設置する予定、令和2年度というと来年の3月ぐらいまでかかると思うんですけれども、やはりこういった意見を出された方はやはり毎日のことで、利用するたびに困っていたということで記載されていると思うんですけれども、令和2年度においてということになると、スパンが長いような気がするんですけれども、投稿された方には何かアクションとかとられたんですか。 133 ◯朝長障害福祉課長 こちらに記載のとおり、令和2年1月のお声ということで、私どももこれ極力急いでという認識をしておりまして、今、指定管理者のほうと詰めておりますが、6月中に工事の着手ということで考えておりまして、具体的にいつまでとお約束は利用者の方にしていなかったんですが、そういう意味で極力私どもも、年度明けに急いでやるような、そういった姿勢では対応したつもりでございます。  以上でございます。 134 ◯梅原和喜委員 迅速に対応していただいたということです。利用者の方が利用するときに、不便な点、改善してほしいということは、本当のリクエストということでされているようですから、やはりしっかり聞き取り調査をしていただいて、タイムリーにフィードバックもちゃんと今回のようにしていただくということを努めて実施していただきたいと思います。  以上です。 135 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、福祉部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時49分=           =再開 午後1時51分= 136 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  教育委員会の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 137 ◯前田教育総務部長 それでは、教育委員会の所管事項調査についてご説明いたします。  訴訟の現況について及び令和元年度指定管理者制度の状況についてを提出させていただいております委員会資料に基づきまして、各所管課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 138 ◯西原施設課長 それでは、教育委員会提出の所管事項調査2)の資料に基づき、ご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。訴訟の現況についてご報告いたします。事件名は、平成30年(行ウ)第10号損害補填請求住民訴訟事件、事件の種類は行政訴訟、訴訟の相手方、担当弁護士は記載のとおりでございます。長崎市が行った旧佐古小学校校舎の耐震補強及び解体工事費用が違法支出に当たるとして、平成30年4月16日に長崎地方裁判所に提訴されたもので、進行状況は口頭弁論が全11回行われ、令和2年4月14日に判決が言い渡され、長崎市の勝訴となったところでございます。判決内容ですが、仁田小学校及び佐古小学校を統廃合し、新設校舎の場所を佐古小学校跡地との決定について、裁量権の逸脱または濫用を認めることはできず、その後の旧佐古小学校解体工事に係る財務会計上の行為に関して、長崎市に対して不法行為責任を負うものとは言えないとのことなどにより、請求に理由がないとして、原告の訴えは棄却となり、訴訟費用は原告らの負担とするとの裁判所の判断がなされております。なお、本件については控訴期間内に相手方からの申し立てがありませんでしたので、判決については確定しております。  私からの説明は以上でございます。 139 ◯荒木生涯学習課長 続きまして、教育委員会所管の施設につきまして、個別にモニタリングの状況をご説明いたします。  所管事項調査別冊の令和元年度指定管理者制度の状況についての4ページをお開きください。教育委員会所管の施設は、4ページ下段149番の長崎市ヴィラ・オリンピカ伊王島から152番の長崎市民会館までの4施設でございます。  29ページから38ページまで、施設ごとのモニタリングの状況を記載しております。4施設とも施設管理、人員配置及び会計ともに不十分な箇所はございません。  29ページから30ページに掲載の長崎市ヴィラ・オリンピカ伊王島については、特に施設管理におきまして、伊王島の写真を飾るなど伊王島の魅力発信をするとともに、くつろぎの場として利用者に喜んでいただける工夫を実施しております。  次に、31ページから33ページの日吉自然の家では、地域の方と実行委員会を立ち上げ、自主事業を実施し、地域活性化に寄与する取り組みを行っております。  次に、資料の34ページから35ページの長崎市科学館では、指定管理者独自の発想で、段ボールやカメラなど身近な物の不思議を紹介することで、科学への興味関心を持ってもらうような企画を実施し、多くの子どもたちに楽しんでいただいております。  次に、資料36ページから38ページの長崎市民会館では、中央公民館において、商業施設で出前講座を実施するなどの新しい取り組みを行い、公民館に足を運んだことがない方への公民館講座の魅力を周知できたことは高く評価しております。  指定管理者制度の状況についての説明は以上でございます。 140 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はありませんか。 141 ◯林 広文委員 図書館長は来ていないですね。説明は、今回は省略ということなんですけれども、所管事項等を読ませていただいた中で、新型コロナウイルスの対策の中で、図書ですね。公民館等でも、図書の貸し出しというのをされていると思うんですけれども、今、図書館もオープンしたんですけど、今後こういう新型コロナウイルスの感染対策ということで、貸し出し図書の殺菌とか消毒の体制というのが非常に重要だなと思っています。ほかの都市では今、自動で殺菌できるような機械を購入されて、きちんと対応するというような方針をしているところもあると聞き及んでおるんですけれども、きょうは図書館長いないんですけれども、長崎市でのほかの公民館とか、全体的な貸し出し図書の殺菌・消毒の体制というのは、今、何か答弁できるものがあったら教えてください。 142 ◯前田教育総務部長 今、ご質問ありました貸し出し図書の殺菌ということで、まさに委員がご指摘されました、そういう殺菌するようなものが、機械といいますか、あるように私も存じております。そういったものの導入も含めて検討しておりますので、そういったことで、新型コロナウイルス対策に万全を期すように、また、一時期に図書館ではアルコール消毒液が不足しておって、そういったご指摘もいただいていましたけれども、そういったアルコール消毒液もやっと手に入るような状況にもなって、置かせていただいているようなこともありますので、そういった市民の方の不安感を和らげるような体制を引き続きとっていきたいと思っております。  以上でございます。 143 ◯林 広文委員 これ要望なんですけれども、いろんな国の交付金等も今ありますので、市立図書館も一時期閉まって、非常に残念だったんですけれども、やはり市民へのこの情報のサービスという意味では、図書館とか、そういう公民館等での貸し出し業務というのは、ぜひ継続をしていってほしいと思っています。そういった中で、やはりこの貸し出し図書の殺菌・消毒というのは、非常に重要になってくると思いますので、そういう今、かなり自動化され、かなり時間を短縮して、マンパワーでするのも限界があると思いますので、そういった部分も今後検討をぜひしていただきたいと思います。要望です。 144 ◯梅原和喜委員 今、林委員から図書館の件で。私は日ごろ図書館をよく利用させていただいているんですが、この前2件ほど少し感じたことがありましたので。今の新型コロナウイルス感染対策防止のために、NTTのビルがあります道路のところの窓をあけて換気をしているんですけれども、あそこ駐車違反なんだけど、結構車をとめる方がいらっしゃって、工事車両の生コン車が30分から1時間近くとまっていたんで、私が注意をしてくださいということで、30分から1時間ずっとあのミキサーのエンジンが回りっ放しです。定期的に回ってくださいということで、ガードマンの方にも一応お願いをしました。特に先ほど話したように、図書館が再開されて、子どもたちも、それから高齢者の方も図書館を利用するので、環境のいいところで、やはり読書するというのが一番いいのかなと思いました。  それとあそこ涼しいところなので、子どもたちが一生懸命勉強しているのに、本を読まずに寝ている大人の方がいます。ああいったのもガードマンなんかが回ってきます。飲食はだめですよと注意をね。配慮に欠ける方、マナー違反の方がいらっしゃるので、そうなったら本当に皆さんが利用しやすい涼しいところなので、休憩するのはいいんでしょうけれども、図書館のイメージとちょっとそぐわない態度の方がいらっしゃいますので、そのあたりガードマンの方と図書館の管理の方とぜひ注意をしていただくようにお願いしたいと思います。  以上です。 145 ◯前田教育総務部長 今、ご指摘いただいた分についても、今新型コロナウイルスの対策で椅子を間引いたりとか、まさにおっしゃるように窓をあけたりとか、そういった対策をやりながらやっております。そういう中で、おっしゃるように、市民の方がどなたも利用しやすい環境をつくるというのも、私たちの仕事ではありますので、そういったところは意を用いて、ガードマンと言われましたけれども、そういった管理のほうでもしっかりとやっていきたいと思っております。  以上でございます。 146 ◯山崎 猛委員長 ほかにございませんか。  それでは、教育委員会の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時1分=           =再開 午後2時2分= 147 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、11日に予定し ている市民健康部の所管事項調査以降の日程を、 教育委員会及び市民生活部の所管事項調査の後に 繰り上げることに決定した。〕 148 ◯山崎 猛委員長 それでは、次に、教育委員会及び市民生活部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 149 ◯前田教育総務部長 それでは、所管事項調査、長崎市民会館の指定管理者の更新の方針についてご説明させていただきます。長崎市民会館は、平成28年度から指定管理者制度を導入しており、指定期間が今年度末までとなっております。そこで、指定管理の更新の方針についてご説明いたします。
     内容等につきましては、教育委員会及び市民生活部提出の委員会資料に基づき生涯学習課長から説明いたします。 150 ◯荒木生涯学習課長 それでは、委員会資料に基づきご説明いたします。  教育委員会及び市民生活部提出の委員会資料の1ページをごらんください。長崎市民会館については、平成28年度から指定管理者制度を導入しており、指定期間が今年度末までとなっておりますので2期目の更新となります。教育委員会所管施設で指定管理者制度を導入している施設の一覧と長崎市民会館の施設の概要を6ページまで掲載しておりますのでご参照ください。  6ページの下段をごらんください。(2)指定管理者制度導入による効果の検証でございます。指定管理者制度導入後の4カ年の実績を記載していますが、おおむね良好の実績となっております。  7ページの下のほう、オ.主なサービス向上策ですが、(ア)の幅広い手段を用いた広報活動や、次のページの(イ)メールでの受講申し込みもできるようにすることで、利用者の利便性向上と若い世代の取り組みなどに努めているところです。  8ページのカ.評価をごらんください。(イ)中央公民館の運営でございますが、民間事業者の創意工夫と機動力で、長崎が好きと言える人づくりを目指し、住んでいるまちへの思いを育てる拠点を目指した取り組み、中でも今まで公民館を利用しなかった若い世代を公民館に呼び込む仕掛けと情報発信力、適時を捉えた事業の実施は、外部委員で構成される公民館運営審議会などからも高い評価を受け、文部科学省の優良公民館表彰受賞につながっております。  9ページの(3)次期指定管理者の選定方針についてですが、次期の指定期間を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間、選定方法は公募、利用料金制を導入することとしております。  10ページをお願いいたします。(4)指定までのスケジュールを掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 151 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はありませんか。 152 ◯林 広文委員 中央公民館の7ページに講座実績の推移とありますが、これ北公民館の指定管理のときもいろいろお尋ねしたんですけれども、こういう公民館に登録している団体ですね。やはり指定管理にかわるタイミングで、なるべく体制を変えてほしくないというようなご要望があった中で、この登録している各団体の数が今どういう状況なのか。導入前の利用団体数がどのくらいあって、今の段階、こういう数になっていますというようなところを教えてください。講座回数自体は、そんなに変わっていないし、受講者の総数も、そんなに大きくは変わっていないようなんですけれども、こういった公民館を利用している団体の皆様の利用状況ですね。民間になって使い勝手が悪いとか、そういうことがなかったのかどうか、そこを教えてください。 153 ◯荒木生涯学習課長 自主学習グループとして登録されている団体のことかと思いますけれども、この指定管理に出しているというよりは、ほかの公民館でも共通して言えますのが、自主学習グループの高齢化ということで、その学習グループ活動が厳しくなったということで、どこの公民館も、その学習グループの数自体が減っていくというような現状でございますので、そこのところをやはり公民館としましては、そこのサポートをしたりとか、よりまた新しい方をお誘いするような仕組みを考えていかないといけないなということを常々館長とも話しているところでございます。 154 ◯林 広文委員 後でいいですので、自主学習グループの導入前と現在の状況と教えてください。  以上です。 155 ◯荒木生涯学習課長 すみません。今、はっきりとした数字がないので、また後ほどご報告させていただきますが、今現在、40団体ちょっと超えたところだったと思います。中央公民館を捉えても、指定管理者ということではなくて、高齢化ということで直営時代よりかはやはり年々減少傾向にございます。 156 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、教育委員会及び市民生活部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時9分=           =再開 午後2時16分= 157 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、市民健康部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 158 ◯田邊市民健康部長 説明に先立ちまして、本日出席しております課長級以上の職員のうち、まだ紹介していない職員を紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 159 ◯田邊市民健康部長 それでは、市民健康部の所管事項につきましてご説明させていただきます。市民健康部提出の委員会資料、所管事項調査に関する資料2)のほうをごらんいただきたいと思います。  まず、1点目に、新型コロナウイルス感染症に係る相談及び検査体制につきまして、これまで長崎市において整備してきた相談体制や検査体制のほか、実績等についてご報告するものでございます。  次に、2点目、令和元年度指定管理者制度の状況についてにつきましては、長崎市夜間急患センターについてご報告するものでございます。  詳細につきましては、提出資料に基づきまして、地域保健課長より説明させていただきます。 160 ◯濱口地域保健課長 それでは、所管事項調査に関する資料2)の1ページをお開きください。新型コロナウイルス感染症に係る相談及び検査体制についてご説明いたします。まず、(1)相談体制のア.相談窓口でございますが、長崎市においては、令和2年1月24日に新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談を受け付ける一般相談窓口を設置しております。また、令和2年2月7日には、発熱等の風邪の症状が続くなどした場合の相談窓口として、帰国者・接触者相談センターを設置し、電話相談を受け付けております。いずれも平日及び土日祝日を含み、午前9時から午後5時30分までで、緊急時は夜間も対応できる体制となっております。次に、イ.相談体制の充実でございますが、相談窓口のうち、帰国者・接触者相談センターについては、医療機関からの相談や問い合わせへの対応など、一部の業務を長崎市医師会へ委託し、相談体制の充実と保健所の負担軽減を図っております。この長崎市医師会への委託につきましては、契約期間に記載のとおり、4月23日に契約し、翌4月24日から業務を開始しておりまして、平日及び土日祝日を含んで、午前9時から午後5時30分までとなっております。次に、(2)検査体制でございます。現在、長崎市における公的な検査機関としましては、長崎市保健環境試験所と令和2年4月25日に設置いたしました長崎地域外来・検査センターがあり、合わせて1日当たり80件程度の検査が実施可能となっております。  資料2ページをお開きください。(3)長崎地域外来・検査センターのア.実施内容でございますが、長崎地域外来・検査センターは、かかりつけの診療所などのお医者様が検査を必要と判断した方へ効率的に検査を行うために、ドライブスルー方式による検体採取と検査を実施する機関でございます。これにより、感染の疑いがある方が診療所や病院にかかることによる院内感染のリスクを減らし、感染の疑いがある方の検体採取を行う帰国者・接触者外来となっている医療機関の負担を軽減することができました。イ.設置日は、令和2年4月25日で、ウ.実施体制としましては、設置の総合調整を長崎県が行っており、実施主体は長崎市でございます。管理運営は、一般社団法人長崎市医師会に委託しており、人員体制、実施方式、検査方法は記載のとおりでございます。エ.開設日時でございますが、開設日は月曜から土曜としておりますが、人員体制の確保や利用者数を考慮し、当面の間は月曜、水曜、木曜、土曜の週4日の開設としております。開設時間は午後1時から午後3時まで、土曜日は午後2時から午後4時までの2時間でございます。続きまして、(4)相談・検査件数でございます。帰国者・接触者相談センターを設置した令和2年2月7日から5月31日までの相談件数及び検査件数を記載いたしております。それぞれ表の下段には、括弧書きで1日平均の件数を記載しております。相談件数につきましては、3月下旬から増加傾向となり、4月には200件を超える日もあるなど、1日平均でも約124件の相談がありましたが、5月上旬からは、やや落ち着いた状況が続いております。検査件数も同様の傾向で、やはり4月の検査件数が多く、1日当たり平均20件程度の検査を行っておりましたが、5月以降は1日当たり平均10件前後で推移している状況でございます。  資料3ページをごらんください。(5)相談・検査の流れでございます。これまでご説明いたしました相談から検査までの流れを記載しております。図の2段目にございます帰国者・接触者相談センターの長崎市医師会への委託前及びその下の段の右側に記載の検査センターの設置前は、図の左側の縦の流れのみでございました。そういったことから、医療機関からの相談を含め、全ての相談を保健所のほうで受け付けて、帰国者・接触者外来を設置した医療機関へ受診調整を行っていたことから保健所における受診調整と検体搬送に係る負担及び帰国者・接触者外来となっている医療機関における検体採取に係る負担が過大となるという課題がございましたが、相談センターの一部委託及び長崎地域外来・検査センターの設置によって、医療機関及び保健所の負担軽減が図られ、相談から検査までのスムーズな体制が整備されたものと考えております。  引き続き、指定管理の説明でございます。別冊、令和元年度指定管理者制度の状況についてをごらんください。このうち、地域保健課所管の長崎市夜間急患センターについてご説明いたします。  資料は25ページになります。モニタリングの実施状況でございますが、チェックリストに基づく調査を実施いたしました結果、施設の管理等につきましては、問題なく適正に実施されており、良好な状況でありました。  資料は26ページでございます。26ページの下のほうの施設利用者の状況でございますが、令和元年度の患者数は表の一番右の欄に記載のとおり1万1,164人で、前年度と比較し1,190人の減となっております。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、手洗いの実施やマスクの着用などがなされたことでインフルエンザの流行等が抑えられ、患者数が減少したものと考えております。  私の説明は以上でございます。よろしくご審議のほうお願いいたします。 161 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対して、ご質問等はございませんか。 162 ◯林 広文委員 新型コロナウイルス感染症に係る相談及び検査体制についてご説明いただきました。まずもって、やはり相談窓口が1月と、帰国者・接触者相談センターが2月7日ということで、長崎市の保健所を中心として、本当にかなりの業務の繁忙がある中でご対応いただいたということについては、敬意を表したいと思っております。本当に大変な中、この相談及び検査体制を構築していただいたと思っております。そういった中で、まず心配しているのは職員の方の疲労というか、やはり一時期は、3月から4月にかけては電話が鳴りっ放しでもう対応をずっとしていたということで、職員の方で体調を崩したというか、そういうことがなかったのかなというのが、非常に心配をしております。ちなみにですけれども、例えば、3月とか4月とかで、職員の残業、時間外勤務というのがどのような状況で、なかなか休みもとれないとかいうようなこともあったと思うんですけれども、今、大分落ち着いてきた中では、少し業務についても、業務繁忙からは少し落ち着いているのかなと思うんですけれども、そういう職員の状況についてご説明いただきたいと思います。 163 ◯田邊市民健康部長 今、林委員おっしゃったように、2月に相談センターをつくりまして、やはりいろんな市民の方の相談がございました。そういう中で確かに土日もなく職員が交代でやっていただきました。そういう中で私どもとしましても、保健師とか事務職の応援体制という形で、まずは部内の中で職員の応援、それと保健師につきましては、部内だけではなく総合事務所からの保健師の応援もいただいたところでございます。また、あわせまして市全体という形で、総務部のほうでも兼務発令という形で、職員の配置を保健師だけではなく事務職にも行っていただきました。特に市民健康部が一番多忙になったのが、4月15日に第1例が発生いたしまして、そのときちょうど4月に長崎市でも第1例が発生したんですが、これはもう全国的にもやはり感染者数が右肩上がりに上っていた時期でもございました。それとあわせまして、例のコスタ・アトランチカ号の件が4月20日に発生いたしまして、大変な状況の中で先ほどの応援体制と総務部の中の兼務発令等によりまして、何とか乗り切ったものと考えております。そういう中で、職員の時間外、すみません、私も時間数まで把握していないんですけれども、深夜まで及んだ部分もございますので、やはりかなりの時間数になったのは事実でございます。そういう中で今、5月になりまして、大分落ち着いてきまして、6月、これは全国的にも、東京と北九州を除けば、大体収束に、今後の第2波、第3波もありますが、今の時点では大分落ち着いた状況にあるのかなと思います。そういう中で、今後やはりしっかり考えなければいけないのが、今の状態とあわせて、また今後、第2波、第3波となったときに、それに応じた職員の体制をしっかり、職員の負担をできるだけ軽減できるような形で対応できるように、しっかり取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 164 ◯林 広文委員 わかりました。本当に今おっしゃったような、第2波、第3波ということを考えると、もともと保健所では、当然新型コロナウイルス対策だけじゃないんですよね。さまざまな業務がありまして、当然この時期になりますと、食中毒とか、そのほかのさまざまな環境衛生に関するようなお仕事もある中で、この新型コロナウイルスがあったわけですから、全体的な長崎市の数がどうこうというのは、私も把握はしていませんけれども、やはりこの保健所の人員体制というのは、どちらかと言うと、ずっと削られてきたんですね。検査技師とか、そういう専門職というのがだんだん減ってきて、業務の統廃合というのがなされてきた中で、こういった新型コロナウイルスのことがあったわけですから、当然がっと業務がふえたわけなんです。ただ、今後のことを考えると、新型コロナウイルスの影響というのは、まだまだあと1年半から2年ぐらいは、続くというようなお話もあっている中では、今、職員のいろんな兼務発令でというお話もありましたけれども、保健所自体のそういう人員体制というのは、強化をぜひしてもらって、まずはしっかりと体制を。もちろん、職員の健康とかいうのも心配ですし、市民の方ももしかしたら長崎市の保健所がこういう体制で強化してやりますということになると、市民の方の安心感にもつながっていくと思うんですけれども、そういうところは人事課とも相談せんばいかんでしょうけれども、今の保健所の体制を今後もう少し強化するという考えはないでしょうか。 165 ◯田邊市民健康部長 本当に今、林委員おっしゃったように、しっかりその辺の体制は整えていかなければいけないと思いますし、またあわせて、市で直接行わなくても、例えば外注、委託等に出すことによって保健所の体制の力は変えずに、職員の負担軽減、そういう中で先ほど説明させていただきました帰国者・接触者相談センターを医師会に委託したりですとか、検査についても、長崎地域外来・検査センターに回すなどしております。もちろん職員の体制も今後総務部のほうといろいろ相談させていただきながら、体制の強化もしていきたいと考えておりますし、業務についても委託等によって効率化できる分については、今後もしっかり考えていきたいと考えております。  以上でございます。 166 ◯林 広文委員 わかりました。あとは少し本論から外れるんですけれども、7月からは今度、長崎でも高校野球なんかも、代替大会として開催がされると。また、J2のほうも7月にまたしていくというところなんですけれども、今あっているのが、よくそういうPCR検査を選手に全てやった上で、しかもこれ定期的にPCR検査をするというようなことが、今報道で言われているんですけれども、例えばそういうスポーツイベント、もちろんいろんな対策を施した上での開催なんですけれども、そういったところでのPCR検査とかというのでは、これはJ2なんかはもうプロですから、そこの費用でするかもしれませんけれども、長崎市のスポーツイベントの中で、そういうPCR検査をした上で実施していくとか、そういったのは、すみません、これは県のほうかもしれませんけれども、今何か方針というのは決めているんでしょうか。 167 ◯濱口地域保健課長 ご指摘の部分につきましては、現時点のところ、いわゆる行政検査の流れの中で、そういったスポーツ大会に向けてPCR検査を行うという流れは今、国のほうからも示されておりませんので、そういう行政検査という部分では外れるかと思いますが、ただし、Jリーグの事例もおっしゃっていただきましたように、あれは民間の検査機関でありますとか、大きな病院と協定を結んだ中で、そういったのを実現できているということですので、そういった方向性であれば、多少費用はかかるかもしれませんけれども、実現の可能性はあるかとは思っていますが、今のところ、それを長崎市に導入するというところの議論までは起きていないのが現状でございます。  以上です。 168 ◯向山宗子委員 先ほど林委員からもありましたけれども、コスタ・アトランチカ号の件では、本当に長崎市の市民健康部、そして保健所の皆様、スタッフの皆様には、大変頑張っていただきまして、心から御礼を申し上げたいと思います。  私、2ページの相談検査件数の推移で、一応この表を見ると、トータル1,012件の検査をして、これ全部陰性だったと判断していいかと思うんですけれども、6月に入りましてからの全部結果は出ていないでしょう、あらあらでも結構ですけど、1日の検査数というか、今、どんなふうに推移が起きているか、わかりますでしょうか。 169 ◯濱口地域保健課長 すみません、手元にまとめた資料はないんですが、6月に入りましてから2桁を超えた日は今のところ1日か2日ぐらいで、あとはもう1桁台で推移をしているという状況ですので、5月の後半ぐらいからの状況が今も続いているような感じで、1桁台の検査というのが多くなってございます。 170 ◯向山宗子委員 これ大体熱が出られた方は、今も必ず保健所とか、そういう医師会のほうにお電話をして、そしてお医者さんが重要だと思われた方が、回ってきた方が2桁いかないぐらいということですが、そうしたらこれはもう大体、長崎地域外来・検査センターでこれからは賄える、長崎地域外来・検査センターはいつまでって決まっていないんですよね。ここで大体賄える数と認識して大丈夫ですか。 171 ◯濱口地域保健課長 この長崎地域外来・検査センターについては、今の状況がもともと最大想定大体20人ぐらいは検査ができるだろうということで、設置したという部分もございまして、今後の部分につきましては、例えば今、週4日している部分を、ほぼ落ち着いた状況が続いている中では、少し曜日を減らすとか、そういった形での調整も必要になってくる場面が出てくるのかなとは思っておりますが、いずれにしても、ドライブスルー以外でのそういう病院で診る場合も当然ございますので、そういった場合は保健環境試験所に運ぶというルートは残りますので、今のところ2本立ての体制という形は続くかと理解しております。 172 ◯向山宗子委員 わかりました。今後も予断を許さないというか、余り油断はできない状況が続くと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 173 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、市民健康部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時37分=           =再開 午後2時38分= 174 ◯山崎 猛委員長 委員会を再開いたします。  次に、こども部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 175 ◯藤田こども部長 所管事項の説明の前に、こども部の課長級以上の職員のうち、これまで紹介をしておりませんでした職員の紹介をさせていただきます。         〔職員紹介〕 176 ◯藤田こども部長 それでは、こども部の所管事項といたしまして、こども部提出委員会資料に基づきご説明させていただきます。所管事項調査に係る資料2)の表紙をごらんください。  1.全天候型子ども遊戯施設基本計画についてでございますが、これは、令和元年度に策定しました基本計画の概要についてでございます。  次に、2.待機児童数について(報告)ですが、これは、令和2年4月1日時点の速報値についてのご報告でございます。  次に、3.新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特定不妊治療助成における対応についてですが、国において、時限的に特定不妊治療助成に係る年齢要件について緩和されましたので、その対応についてでございます。  また、別冊の総務部及び各所管部局より提出しております資料、4.令和元年度指定管理者制度の状況についてでございますが、こども部所管は、母子生活支援施設、白菊寮でございます。  それでは、詳細につきましては、担当政策監及びそれぞれの所管課長からご説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 177 ◯立木こども部政策監 それでは、こども部提出の所管事項調査に係る資料2)の1ページをお開きください。全天候型子ども遊戯施設基本計画についてでございます。本基本計画につきましては、本年2月の当委員会におきまして、案という形でご説明させていただきましたが、その後、令和2年3月に策定いたしましたので、その概要を説明させていただきます。まず、(1)施設の概要でございますが、ア.施設の主な利用対象者は、親子で利用する施設と考えていることから、主に利用する対象の子どもは、乳幼児から小学生までとしております。次に、イ.施設の機能でございますが、施設が子どもや子育て家庭の皆さんに喜んでもらえる施設となるよう子育て世帯を対象としたアンケート調査によるニーズ把握、それから子育て関係者団体との意見交換を踏まえた案を作成しまして、さらに専門家から意見をお伺いし、施設に必要な3つの機能として、遊び場機能、休憩・交流機能、その他の機能としております。まず、(ア)の遊び場機能につきましては、十分かつ適切な広さを持つ室内の遊び場空間の整備や子どもの好奇心や想像力をかき立てる魅力的な遊具の設置などとしております。次に、(イ)の休憩・交流機能につきましては、保護者が子どもの様子を見守りながらゆっくり休憩できるスペースなどを設置することとしております。次に、(ウ)のその他の機能につきましては、ベビーベッドや授乳室など、乳幼児を持つ保護者に優しい施設などとしております。次に、ウの施設の設備等及び規模でございますが、先ほどご説明した機能ごとに、発育段階に合わせたゾーニング、市民のニーズや子育て関係者団体の意見を踏まえた遊具の設置など、その機能、設備等を整備するために必要な施設の規模を約1,500平方メートルしております。  次に、2ページをごらんください。エの施設の建設場所でございますが、既存の資産を最大限に有効活用する必要があると考えておりますことから、現在の施設等の配置や市民等の利用状況などを踏まえまして、街のエリアのにぎわいのゾーンに建設することとしております。3ページの別紙1に、街のエリア整備イメージ図を記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。次に、オ.施設のゾーニングでございますが、子育て関係団体、それから専門家の意見を踏まえまして、安全性の確保、子どもの体力や好奇心など年齢に応じた空間としたいため、(ア)から(ウ)に記載のとおり、子どもが安心して遊べるゾーニングとしています。(ア)の0歳から2歳児、それから障害児は、子どもの遊び場と親子が一緒にくつろぐ空間、(イ)の3歳から5歳児は、子どもの遊び場や親が子どもの見守りをできる空間、(ウ)の小学生は体全体を使って思い切り遊ぶ空間としております。  また、4ページと5ページには空間概念図を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。続きまして、カの施設内の配置でございます。  恐れ入りますが、6ページ及び7ページをお開きください。施設内のゾーニングをもとに利用者の動線、それから親からの視認性、既存周辺施設へのつながりなどを重視しました現時点での平面図案とイメージパース案を掲載しておりますが、この平面図案とイメージパース案につきましては、利用者が使いやすい施設となるよう、現在、子育て関係団体との意見交換会を実施しているところでございます。今後、子育て関係団体の意見、さらには専門家の意見を踏まえ、必要な見直しを行いながら、今年度、実施設計を完了させることとしております。なお、子育て関係団体等との意見を踏まえた平面図につきましては、委員会で再度ご説明させていただきたいと考えております。  恐れ入りますが、2ページにお戻りください。(2)建設費の概算額でございますが、現時点での平面図案での施設の建設費として7億3,620万円、遊具の整備費として1億3,500万円、外構工事費として6,912万円、合計9億4,032万円を見込んでおります。最後に(3)のスケジュールでございますが、先ほど申しましたように、本年度に実施設計を行い、令和4年度半ばの完成を見込んでおりますが、子育て世代から大変待ち望まれている施設でございますので、実施設計の中でもスケジュールを精査し、できる限り早く完成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。  引き続き、幼児課長からご説明させていただきます。 178 ◯町田幼児課長 引き続き、2.待機児童数についてご報告いたします。  資料8ページをごらんください。令和2年4月1日時点における待機児童数について報告させていただきます。(1)のア.国待機児童は、毎年4月1日及び10月1日時点での各自治体の待機児童数の状況について厚生労働省が調査を行っており、国の保育所等利用待機児童数調査要領に基づき算出した待機児童数です。今回ご報告しますのは、4月1日時点での状況を国へ報告した速報値であり、4月1日時点での待機児童数はゼロとなっております。これは、国の要領の中に待機児童数から除く児童の取い扱いという規定があり、市区町村が保護者の意向を丁寧に確認しながら、他に利用可能な保育所等の情報提供を行ったにもかかわらず、特定の保育所等を希望し待機している場合には待機児童数には含めないと規定されておりますので、利用可能な園があるにもかかわらず特定の園を希望するなどで保育所等に入所できていない児童数を除いた数となっております。イ.総待機児童は、表に記載の理由により入所できていない待機児童であり、90人となっております。(2)の国待機児童がゼロとなった理由ですが、令和2年4月入所希望者の利用希望施設での入所調整を行った結果、157人が待機児童となりましたが、電話による入所可能な施設への情報提供を行った結果、他の施設に入所が決定したり、申請を取り下げたりして待機児童が減少したことと、国の待機児童の基準から外れたことによるものでございます。  説明は以上でございます。 179 ◯高橋こども健康課長 続きまして、3.新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特定不妊治療助成の対応についてご説明いたします。  委員会資料9ページをお開きください。(1)背景でございますが、不妊治療のうち医療保険が適用されず、高額な医療費がかかる特定不妊治療を受けている夫婦の経済的負担の軽減を図るため、医療費の一部助成を行っております。令和2年4月に新型コロナウイルスの感染者が増加する中で、日本産婦人科の学会等専門機関の見解が出され、今後、特定不妊治療を受けている夫婦が治療の延期を余儀なくされることが想定されたため、国は要綱を改正し、時限的に助成の要件を緩和することとされました。(2)長崎市の対応ですが、国の要綱改正にあわせて、次のとおり、市の要綱も改正を行ったところです。まず、ア.年齢上限につきましては、現在、助成対象が(イ)のとおり、治療開始初日の妻の年齢が43歳未満となっているところですが、令和2年3月31日時点で妻の年齢が42歳である夫婦につきましては、44歳未満に引き上げるものでございます。次に、イ.通算回数ですが、通常は(イ)のとおり、初回助成時の治療期間初日の妻の年齢が40歳未満の場合は6回の助成を受けることができ、40歳以上の場合は3回となっておりますが、今回、令和2年3月31日時点で妻の年齢が39歳である夫婦については、41歳未満まで6回の助成を受けることができます。なお、ア、イいずれも、令和3年3月31日までに治療を開始したものに限っております。  私からの説明は以上でございます。 180 ◯井上子育て支援課長 続きまして、令和元年度指定管理者制度の状況についてご説明させていただきます。資料は、総務部及び各所管部局連名で提出しております別冊資料になります。  別冊資料の27ページをごらんいただきたいと思います。モニタリングの実施状況でございますが、こども部所管の施設は、長崎市立白菊寮で、指定管理者は、社会福祉法人長崎市社会福祉事業団でございます。なお、白菊寮は、児童福祉法に基づく母子生活支援施設で、母子を入所させて、保護や自立促進のための生活支援などを行うことを目的とした施設でございます。モニタリングチェックリストに基づきまして、書類による確認または現地調査を行った結果、問題なく適正に管理運営が行われていることを確認をしております。  次に、28ページをごらんいただきたいと思います。モニタリングの状況報告書でございます。1.利用者からの意見に対する主な対応状況といたしましては、入所者からいただいた意見を受けまして、居室の環境の改善が図られております。2.現地調査等の実施状況につきましては、ことし2月に実施をしておりますが、より適切な施設運営が行われるよう、日ごろから入所者に係る連絡調整などでたびたび施設を訪問しまして、現場を確認しております。3.その他のモニタリングの状況といたしましては、毎月1回、入所者の自立支援計画の進捗状況などについて報告書の提出を受けるとともに、年2回、入所者の自立支援計画の評価報告書の提出を受けまして、内容を確認しております。4.サービスの向上や利用者増加への取り組み状況といたしましては、毎月、職員と入所者全員で月例集会を実施しまして、連絡事項の周知や意見交換を行っているほか、新型コロナウイルス感染症の対応につきましては、アルコール消毒液の配付、せきエチケットや手洗いの励行など、感染拡大防止に迅速に対応されております。次に、施設利用者の状況でございますが、入所世帯数を月別に記載をしております。一月当たりの入所世帯は、月によって変動がございますが、平均で見ますと、平成30年度は2.9世帯、令和元年度は2.1世帯となっております。最後に、総括コメントでございますけれども、母子の安全安心な生活が確保されるとともに、入所者が自立して社会生活に適応できるよう適切な支援が行われるなど、事業計画に基づきまして、適正な施設運営が行われているものと評価をしております。  説明は以上でございます。 181 ◯山崎 猛委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はございませんか。 182 ◯向山宗子委員 28ページの白菊寮のモニタリング状況のことで、お伺いをいたします。  施設利用者数が、令和元年度は10月からずっと1世帯で推移されているようですけれども、これ令和2年度もこの状態でしょうか。 183 ◯井上子育て支援課長 令和2年度もこの1世帯の方が現在入所されております。 184 ◯向山宗子委員 わかりました。例えば、これ緊急避難的に大切な施設だと思いますけれども、この1世帯の方が退出をされたとかという感じで、全くいなくなった場合の維持管理の仕方というものは、どのように規定されているんですか。 185 ◯井上子育て支援課長 全くゼロになったときに、委託料についてどうするかというのは、協議になってくると思います。  この施設が、入ってこられるときには毎月入ってこられることもございますけれども、こういった1世帯が続くというような状況でございますが、母子がともに生活できる唯一の施設でございますので、やはり施設自体はずっと開所していかなければならないという状況がございますので、もしゼロになったときの委託料については、指定管理者とも協議をする必要があると考えております。 186 ◯林 広文委員 全天候型の子ども遊戯施設基本計画です。3月にいろいろ委員会のほうには報告があっておりましたけれども、市長の目玉の政策でございますので、今後、この令和4年度の開館に向けて検討を進めていただきたいと思っております。まだ、基本計画と基本設計ということで、かなり変動の幅があると思うんですけれども、1つ気になっているのは、果たしてこの施設は有料なのか無料なのか。これによって大きくこの施設の市民の利用というのが変わってくると思うんですよね。去年、委員会でもいろんなところに視察は行かせてもらったんですけれども、民間が主体でやっていて有料でやっているところは、やはり内容はそれ相応にやはりすばらしい内容というか、いろんな学習とかさまざまなものが備えられていて、これは世界的にやっているようなメーカーも加わっていますけれども、そういう施設もありました。一方で、長崎で言うと諫早市にこどもの城というのがありますけれども、ここは無料でやっているということで、やはり前回委員会で視察した、かなりしっかりとしたつくりのところと比べると、やはり無料のところは、設備的には劣っていくのかなという感じはしていますけれども、その辺のところの検討というか、先ほどの政策監の話では、当然今後実施設計とか、この基本計画をもとにまださまざまな利用団体のヒアリングをしているというところなんですけれども、有料と無料の方向性というのは、どのような検討状況なのか教えてください。 187 ◯立木こども部政策監 この施設が有料か無料かというのは、将来的に考える必要があるんですけれども、まず、この施設を使っていただく方に、安全に安心して使っていただきたい施設と考えております。そうなってきますと、この規模とかも含めて、今後検討していくんですけれども、やはりそれなりの人員体制が必要なのかなというところと、あと今回ボルダリングの高学年とかの部分もございますので、そこは7メートルぐらいを想定していますので、ある程度専門的な方というか、人を配置する必要があるのかなということと、あと、やはり遊具の大きなものとかを入れかえとか、そういったランニングコストとかですね。そういったところを含めて、その施設を有料か無料か、有料にするなら幾らかというところは、今後検討はしていきたいと考えております。  ですから、まだそういったところの整理が現時点ではできておりませんので、今後はそちらのほうも、そういったことを踏まえて検討はしていきたいと考えております。  以上です。 188 ◯林 広文委員 わかりました。6ページのこの平面図の案というのを見ると、小学校の低学年、高学年エリア、乳幼児エリアとか、障害児エリア、かなりエリアがきれいに分かれていて、見る限り、かなりの施設というか、さまざまなものがありますし、確かにこれは無料で開放したときに、そのままどうぞ使ってくださいというような施設に、私はならないんじゃないかなという感じは持っています。そういった部分で言うと、あぐりの丘全体としては当然、今、駐車場は無料ですし、中には入れるんでしょうけれども、ここの全天候型遊戯施設に限っては、やはり一定程度のこの品質というか、体制を確保するためには、一部有料という部分も当然必要になってくるかなとは思っています。その辺も含めて、よくよく各団体の皆さんに意見を聞いていただいて、進めていただきたいと思います。  それともう1つは、今回、あぐりの丘の中に、今回この遊戯施設ができるんですけれども、あぐりの丘の位置づけがどうなるのかという部分ですね。もともとあぐりの丘というのは、いこいの里という形で、市民の方に自然を感じていただいて、そういう休養というか、休息していただくような里山機能とか、そういったものもありますけれども、そういう施設なんですね。その中に今回、子どもの全天候型の遊戯施設ができるということで、あぐりの丘そのものの位置づけというのも、今回のことでどんなふうに変更していくのか。あくまでもあぐりの丘の全体のコンセプトを変えずに、そこに子どものための施設を1個加えるということなのか、それとも、今回このことができることによって、あぐりの丘全体のコンセプトというのも、やはり変えていくのか。もう子どもの遊び場という位置づけでのあぐりの丘になるのか、この辺のところはまだはっきり判然としないんですけれども、今の時点ではどのような、当然、これできたとしても、まだあぐりの丘の農園とか、今回、町のエリアにできますから、そのほかの畑とかそういうのは残っていくんですよね。憩いのゾーンとか体験のゾーン。3ページ、下の遊びの部分はもともとあぐりの丘にあった遊戯施設ですから、ここは上の全天候型子ども遊戯施設と当然連携できるんですけれども、そういった意味で言うと、あぐりの丘全体のコンセプトの塗り直しというのも、必要になってくると思うんですけれども、ここはどのように考えているか、教えてください。 189 ◯立木こども部政策監 まず、今回、全天候型子ども遊戯施設をつくる経過としましては、どうしても、長崎市内にはそういった雨の日に遊ぶ施設がないということで、やはり市外のほうに遊びに行かれているというような状況で、やはりそういったニーズが求められているというところと、あとあぐりの丘は、今実際子どもも含めて多くの方が利用されているんですけれども、そういったところで、先ほど委員からもあったように、無料の駐車場があるというようなところから、あぐりの丘に、そういった今回、全天候型子ども遊戯施設を1つつくりますということでございます。既存の施設を、まずは有効活用して、建設場所については、今、街のエリアのにぎわいのゾーンに建てるようにしているんですけれども、この全体につきましては、これまでもいろいろ経過がございますけれども、やはりその全天候型子ども遊戯施設も含めて、あぐりの丘全体が、やはりどういう施設として、さらににぎわいを持たせることができるかというようなところについて、やはり民間のノウハウとか、そういうアイデアとか、そういったところをお聞きしたいということで、申しわけないですけれども、先週の金曜日にそういった利活用についてサウンディング調査を今させていただいております。その中で、そのヒアリングを7月の末に実施するようにしているんですけれども、まずは、あそこの利活用の有無、それからどういったことができるかというような意見をお聞きしながら、あぐりの丘全体がさらににぎわうような方向性というのをぜひ検討をしていきたいと考えております。その考えの整理がまたできましたら、この委員会のほうでもご説明をさせていただきながら進めていきたいと思いますけれども、まずは市場性の有無とか、あと参入意欲とか、あと今後、今の段階では指定管理を考えているんですけれども、公募しやすい条件とか、そういったのも含めて、いろんな民間企業にサウンディングしながら、その方向性というところを詰めていきたいと思います。施設、全天候型子ども遊戯施設も含めてというふうに今、考えているところでございます。  以上です。 190 ◯林 広文委員 わかりました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。当然、今回全天候型子ども遊戯施設ができて、例えば子どもとか、ご家族連れがたくさん来てもらうのはいいんですけれども、もう本当そこだけになってしまって、ほかのところがあぐりの丘としての機能が果たせていないというか、寂れてしまっては意味がないと思うので、やはり今回ここにできることによって、全体に波及効果というか、そういったものも必要でしょうし、ぜひそういったことも含めて、民間のところ、ぜひ全国でいろんな事例もありますし、私たちもできたら見に行きたいんですけれども、今できない状況なので、もし見に行く機会があれば、いろんなところを調査して、何としてもこの令和4年度にオープンできるようにしていただきたいと思います。
     以上です。 191 ◯平 剛志委員 2点だけ。全天候型の遊戯施設で、2ページのスケジュールのところなんですけれども、現在、水産農林部の担当で市民グループがいろいろ活動されていると思うんですけれども、その市民グループの方への告知が1つと、もう1つが解体工事が今年度末ぐらいから一応予定をされているんですけれども、たしかあそこの今の建物が単年度契約で業者とかが入っていたと思うんですけれども、そういう方への説明がどうなっているかをお尋ねします。 192 ◯立木こども部政策監 今現在、やはり市民活動団体の方が、平成25年度ぐらいからいろんな活動をしていただいて、あぐりの丘に子どももそうですし、大人もそうですし、いろんな多くの方が行かれるような施設になっています。その中で今回、全天候型の遊戯施設をつくるようにしているんですけれども、これまでいろいろ活動していただいた市民活動団体のほうには、新型コロナウイルスの関係で、早急に話をするようにしていたんですけれども、水産農林部のほうで、もう既にお話をさせていただいている状況です。その中で、今回、施設ができることによって、それに対するお考えということで、これまでできている活動ができるのかというようなお話とかをいただいていますので、そういったところも含めて、先ほどのサウンディング調査も含めて、施設全体をどうしていくかというところは、検討していきたいと思っています。  解体工事につきましても、一応、そういったお話をしているんですけれども、今実際にあそこの施設で使われている団体で言いますと、店舗で2店舗、それから市民活動団体で活動で使われている場所がありますけれども、今回その解体工事につきましては、建物を建てるところに影響がある場所が、これ該当するんですけれども、そちらについては、別の代替の場所を提供できるように調整はしたいと考えています。ただ、今、町のエリアで活動されている団体とか、村のエリアで活動されている団体もいらっしゃいますので、もしかしたら、例えば村のエリアとか、そういった代替案は提案はしていきたいと思います。  店舗につきましても、店舗をされているところは、今のところ建設する場所、解体する場所には該当しておりませんけれども、そういったところも、将来的にも含めて、そういったお話は引き続きさせていただきたいと思います。きちんと十分説明しながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 193 ◯大石史生委員 ここで聞いていいのかどうかというのはあるんですけれども、先ほど指定管理という話も出ましたし、あと有料になれば、利用料金制とかいろいろ考えられると思うんですが、ここは総括質疑がないので、なかなかこの指定管理の部分について聞けないなと思いながらしていたんですけれども、利用料金制のところで、今回、新型コロナウイルスの影響とかで損失が補填されるとかいうところがあったと思います。今後、今回の新型コロナウイルスみたいな状況になったときに、利用料金制で損失がみんなされているのかなと思って、今後する予定というか、そういうことに対しての対応というか、その辺は庁内で意思統一の場というのがあっているのかなと思って、そこをお聞きしたい。 194 ◯藤田こども部長 すみません。指定管理者全体に対する対応については、こども部として所管しておりませんので、そこについての回答はできかねますので、申しわけございません。 195 ◯大石史生委員 1つだけ要望しておきます。この間、指定管理の期間が5年から15年になったりとか、あと利用料金制のところで、グラバー園とかは損失が今回補填されておりますけれども、ほかのところはどう補填されているのかなとか、いろいろこういうふうな疑問が出てきました。その辺、もし庁内で意思統一がされていないのであれば、この指定管理者にだけは損失補填、この指定管理者は要するに期間が長いとか、いろんな障害が起きてくると思いますので、ぜひそのあたり整理していただけたらなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 196 ◯山崎 猛委員長 ほかにありませんか。  それでは、こども部の所管事項調査を終了いたします。  以上で、本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、教育厚生委員会を散会いたします。           =散会 午後3時12分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         教育厚生委員長 山崎  猛 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...